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iPhoneのSafariとGoogle Chromeの脆弱性のサイバー攻撃への悪用確認

マイナビニュース / 2024年8月31日 19時7分

画像提供:マイナビニュース

Googleは8月29日(米国時間)、「State-backed attackers and commercial surveillance vendors repeatedly use the same exploits」において、iPhoneおよびiPadのSafariと、Google Chromeの修正済みの脆弱性を悪用するサイバー攻撃のキャンペーンを確認したと報じた。このキャンペーンではモンゴル政府のWebサイトが侵害され、水飲み場型攻撃に悪用されたという。

○悪用された脆弱性の概要

Googleの脅威分析グループ(TAG: Threat Analysis Group)が確認したこのキャンペーンは、2023年11月から2024年7月までの期間に3度実行されたことが確認されている。攻撃者はそのすべての攻撃において、モンゴル政府のWebサイトを侵害し、アクセスしたユーザーに対しエクスプロイトを配信した。このキャンペーンの目的は、WebブラウザのCookie情報の窃取とされる。

悪用された脆弱性および攻撃の概要は次のとおり。
○iPhoneユーザーへの攻撃

2023年11月、iOS 16.6.1およびこれ以前のバージョンを実行しているiPhoneユーザーに対し、「CVE-2023-41993」を悪用するエクスプロイトが配信された。配信元Webサイトは「cabinet.gov[.]mn」および「mfa.gov[.]mn」とされる。

この攻撃では、最終的にCookie情報を窃取するマルウェアが展開された。このマルウェアは次のWebサイトのCookieだけを窃取する。

accounts.google[.]com
login.microsoftonline[.]com
mail.google[.]com/mail/mu/0
www.linkedin[.]com
linkedin[.]com
www.office[.]com
login.live[.]com
outlook.live[.]com
login.yahoo[.]com
mail.yahoo[.]com
facebook[.]com
github[.]com
icloud[.]com

○2度目の攻撃

2024年2月、上記と同じ攻撃が再度繰り返された。配信元Webサイトは「mfa.gov[.]mn」のみとされる。このとき配布されたマルウェアは上記Webサイトに加え、「webmail.mfa.gov[.]mn/owa/auth」のCookieも窃取する。
○Google Chromeへの攻撃

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