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富裕層が「丘からおりている」、社長の住む街ランキングからわかること

マイナビニュース / 2024年9月6日 12時0分

また生活の場所としても、津波や液状化、洪水などの災害に強いこと、歩道が広く商業施設等が増えつつあることなど、"実は住んでみたら快適"であるという点が理解されてきていると感じます。

富裕層が、新興エリアにネガティブな感情を持たなくなってきていることが、湾岸エリアが順位を上げるランキング結果に反映されていると考えます。
○「スタートアップ・起業系法人」社長のケース

一方、起業の結果、新たな富裕層として台頭しているのが「スタートアップ・起業系法人」の社長です。特徴としては著しく忙しいこともり、アクセスに特化しつつ、「好物件仕様」のタワーマンション等を選ぶ傾向があると言えるでしょう。

そのため、ランキングの中でも「芝浦」や「勝どき」という、利便性と賃貸高級タワーマンションの供給が多い街を選ぶ傾向は顕著です。また、豊洲等のタワーマンションも東側エリアへのアクセスの利便性と、この10年間で培われたブランディング、商業用施設の充実度等から忙しい「社長」に選ばれていることが想定されます。
○富裕層が「丘をおりる」現象は、物件価格へのインパクトも

従来型の富裕層と新たに台頭する富裕層とで、街を選択する基準が若干異なることがおわかりいただけたと思います。一方でランキングを分析すると、従来型のアッパー層も現在のトレンドにキャッチアップしていることが見て取れます。

従来型の富裕層に見られる「丘をおりる」現象は、物件価格の推移や今後の新たな物件の竣工、そして湾岸エリアの開発案件等を勘案しても、一定継続することが想定され、より賃料価格、物件価格へのインパクトは面白くなると考えています。

○渕ノ上弘和(ふちのうえ・ひろかず)/不動産ナビゲーター

2000年に立教大学法学部法学科卒業後、コンサルタントとしてECサイト運営会社を起業すると同時に不動産コンサルタントとしても業務を開始。区分所有建物の資産価値マネジメントに従事するため、2008年より住友不動産建物サービス株式会社、2013年より株式会社東急コミュニティーにて区分所有建物の共用部分・専有部分のマネジメントに従事した後、不動産の資産性を流通の側面から評価するために、2018年にコンドミニアム・アセットマネジメント株式会社の設立代表に就任。2022年2月より株式会社MFS不動産投資事業部執行役員として不動産投資総合プラットフォームサービス・INVASEの事業責任者に就任。
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