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ホンダが「N-BOX JOY」の見た目を「ゴリゴリ」にしなかった理由

マイナビニュース / 2024年9月22日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

ホンダが軽自動車「N-BOX」に追加した派生モデル「N-BOX JOY」は、予想に反して見た目がマイルドだった。背の高い両側スライドドアの軽自動車に「ゴリゴリ」のSUVテイストな派生モデルを追加するのが業界の主流だが、ホンダが流れに乗らなかった理由とは?

スペーシアギアがライバル?

ホンダは2023年11月に現行型「N-BOX」を発売。このクルマには標準車とカスタムがあるのだが、ここ新たに追加となるのが「N-BOX JOY」(ジョイ)だ。

競合他社はSUVテイストな軽スーパーハイトワゴンの派生モデルをラインアップしている。この分野の先駆けはスズキ「スペーシアギア」であり、最近のヒットモデルといえば三菱自動車工業の「デリカミニ」がある。

ホンダもついにこのジャンルに参入するのかと思いきや、登場したジョイはこんな見た目だった。

標準車とカスタムに比べればアクティブな印象ではあるものの、競合他社のクルマに比べれば明らかにSUVテイストの薄いジョイ。なぜ、もっと攻めた見た目にしなかったのだろうか。ジョイの事前撮影会でエクステリアを担当した本田技術研究所 デザインセンターの中島英一さんに話を聞いた。
ゆるくアウトドアを楽しむクルマに

――ジョイの撮影会ということで、「ホンダが作るSUVテイストな軽スーパーハイトワゴンってどんな感じなんだろう」と思いながらお邪魔したのですが、実物を見てみると、そこまでゴリゴリな感じではないんですね。どういう意図でデザインされたんですか?

中島さん:ジョイのグランドコンセプトは「エンジョイマイペースボックス」です。マイペースに、ゆるく過ごすライフスタイルが、多くの人たちが望む生活なのではと考えました。よくあるアウトドアではなく、お出かけ先でちょっと寄り道するとか、ちょっとした河原や公園でピクニックをするくらいの、ゆるいアウトドアにニーズがあると思い、そこに行くためのクルマを目指しました。林道や山奥に行って、走破性をいかしてゴリゴリに走るというよりは、乗用車に近いテイストでありながら、ちょっとアウトドアのテイストを入れつつ、キャンプ道具やSUVの道具感などのモチーフも持ってきて世界観を作り上げました。

――デリカミニやスペーシアギアといったクルマは、ライバルではあるんですか?

中島さん:大きなくくりでは一緒なのかもしれませんが、林道などを走る人はギア系、オフロード系に乗るのがいいと思いますし、もうちょっとゆるいテイストに振ったのがジョイなので、差別化できていると思います。

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