1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

kintoneでゼロから始めるノーコード開発 第8回 「ルックアップ」で他のアプリからデータを自動取得する

マイナビニュース / 2024年9月20日 11時0分

(6)検索結果の画面に表示するフィールドを指定する。キーワード検索に用いるフィールド(今回の例では「商品名」)のほかに、検索結果として表示したいフィールドがある場合は、ここで表示するフィールドを追加する。今回の例では「入数」と「価格」のデータを表示するように設定した。

そのほか、検索結果の「絞り込み」や「ソート」(並べ替え)に関する設定も行えるようになっている。これらは必要に応じて設定するとよいだろう。すべての設定が済んだら「保存」ボタンをクリックする。

以上で、ルックアップの設定は完了。設定すべき項目は多めだが、特に難しい点は見当たらないので、落ち着いて作業を進めていけば問題なく設定を終えられるはずだ。最低限、設定すべき項目は以下の3つとなる。

・関連付けるアプリ(データの取得元となるアプリ)
・コピー元のフィールド(キーワード検索に用いるフィールド)
・ほかのフィールドのコピー(データの「取得先」と「取得元」の対応)

上記の3項目以外は、必要に応じて設定を行えばよい。
取得したデータを使った計算

「ルックアップ」により取得したデータをもとに、さまざまな計算を行うことも可能だ。ここでは、取得した「入数」と「単価」をもとに「商品数」と「金額」を自動計算してみよう。ちなみに「入数」とは、“1つの段ボール箱に梱包されている商品の数”を示している。ケース買いするときの“最小ロット”と考えてもよいだろう。

まずは、必要となるフィールドを配置する。注文数を入力する「数量」は「数値」フィールドで作成し、「商品数」と「金額」は「計算」フィールドで作成する。その後、各フィールドの「フィールド名」や「単位記号」などの設定を済ませておく。

続いて、計算時に参照するフィールドに「フィールドコード」を指定する。今回の例では、以下の図のようにフィールドコードを指定した。なお、フィールドコードについては第7回で詳しく解説しているので、よく分からない方は先に一読しておくとよいだろう。

あとは「計算」フィールドに計算式を入力するだけ。それぞれの「計算」フィールドの設定画面を開き、以下のように計算式を記述する。

・商品数 ………… 入数*数量
・金額 …………… 単価*数量

これで自動計算に関する設定は完了だ。「アプリを公開」ボタンまたは「アプリを更新」ボタンをクリックしてアプリの編集を終了する。

動作の確認

先ほど編集したアプリの動作を確認しておこう。データの入力画面を開き、「商品名」の項目に適当なキーワードを入力する。例えば、“ケーブル”と入力して「Enter」キーを押すと……、

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください