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中小企業デットファイナンスの新潮流 第26回 参入が相次ぐベンチャーデットファンド

マイナビニュース / 2024年9月20日 8時0分

A5.エクイティキッカーはマストとしておりません。事業の将来性や融資返済の蓋然性を審査させていただき融資条件を決定するものです。

金額:1千万円~1億円(個別案件によるファンド組成なので平均値・中央値等は非開示)
期間:1年~3年(同上)
金利:対象企業様の個別与信によりますが、年率5%~15%の範囲内で決定しております。
返済方法:一括返済と分割返済のどちらでも取扱い可能ですが、一括返済のご要望が多いです。
保証:民間保証会社による保証、法人連帯保証(借主様の関連会社等)の取扱い実績がございます。保証無しでの取扱実績もございます。個人保証(経営者や第三者による)は不要です。
担保:担保は、不動産担保、動産担保(動産全般)などで検討可能です。
○Q6.2年後に施行される企業価値担保権を活用する予定はございますか。

A6.企業価値担保権の活用についてはとても注視しております。金融庁の資料によると「金融機関等」と「金融機関」と分けて記載している箇所があるようにお見受けてしております。弊社は銀行ではないことからメインバンクにはなりえないポジショニングにあると考えておりますため、今後も情報収集を行い、どこまで対応できるのか引き続き社内協議をすすめていく所存です。

ベンチャーデットファンドの事例紹介は以上になります。次回は後払いサービスについて解説いたします。

→前回連載「東大発ベンチャー現役CFOが教えるデットファイナンス入門」はこちら

千保理 せんぼただし ロンドン日本人学校中学部、東京学芸大学教育学部附属高等学校、東京大学経済学部経済学科を経て、東京大学大学院経済学研究科修士課程企業・市場専攻修了。専門は企業金融(コーポレート・ファイナンス)。生命保険会社のシステム子会社にて勤務した後、東京大学発IT系ベンチャー企業にCFOとして参画し、2022年に独立。未上場企業の融資による資金調達を得意としており、会計ソフトウェア会社やベンチャーキャピタルが主催する起業家向けの財務経理セミナーの講師を務めている。著書(共著)に千保理・滝琢磨・辻岡将基『~事業拡大・設備投資・運転資金の着実な調達~ベンチャー企業が融資を受けるための法務と実務』(第一法規、2019)がある。 この著者の記事一覧はこちら
(千保理)



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