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DXの本質とは何か

マイナビニュース / 2024年9月27日 10時0分

それでは最後に、これからDXを推進する人、特に建設DXに携わる人に向けメッセージをいただけますか?

長谷部: 私はIT業界で大規模システム開発のマネジメントを数々経験してきましたが、建設業のプロジェクトはIT以上に複雑性や不確実性があるように感じています。そうした中、日々たゆまぬ努力をされて、安心安全な社会インフラを支えていただいている建設業の皆さんには、尊敬と感謝の念に堪えません。

また、ITプロジェクトの世界において、フロントローディングの考え方は重要な役割を果たしてきたと思います。後工程で品質の問題などをカバーするのは非常に苦しく、上流でいかに品質を作り込むか、フロントローディングで対応することにより救われてきました。建設DXに関わる皆さんにもBIMベースのフロントローディングにチャレンジし、業界全体の生産性・品質を向上させていただきたいと思います。

野原: 本日のお話で何度も出てきましたが、最終顧客をどのように巻き込んでいくかは大切なポイントだと感じました。建築であれば発注者であり、フロントローディングの果実を一番取りやすいポジションにいます。BuildAppとしても、きちんと価値を提供したいと思います。いただいたアドバイスを参考に、今後も建設業界のDXを進めていきます。

本日はありがとうございました。

野原 弘輔 のはら こうすけ 野原グループ株式会社 代表取締役社長兼グループCEO 2000年3月慶應義塾大学経済学部卒、2014年3月シカゴ大学経営大学院修了。シティバンク、エヌ・エイ、日興シティグループ証券を経て、2006年野原産業入社。2009年野原産業取締役、2018年野原ホールディングス(2023年7月に野原グループに改編) 社長。 日本における建設産業のDXを牽引すべく、2015年以降、プロ向け建材通販サイト「アウンワークス」の立ち上げ、BIMデータライブラリーの「bimobject.com」を世界的に展開するスウェーデンのBIMobject社との合弁会社「BIMobject Japan株式会社」を設立。2023年、建設産業変革のフロントランナーとして「建設DXで、社会を変えていく」ことを掲げ、BIM設計- 製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」を中心とする建設DX 推進事業を強化。 この著者の記事一覧はこちら
(野原 弘輔)



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