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実物拝見、シャープのEV! 気になることも聞いてみた

マイナビニュース / 2024年9月19日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

シャープが電気自動車(EV)を作っていると聞いて驚き、コンセプトモデルの実物を「東京国際フォーラム」で展示していると聞いてまたびっくりしたので、急いで現地に行ってみた。シャープというと家電のイメージだったのだが、EVも見た目は電化製品っぽい? 気になることも聞いてきた。

どんなEV?

シャープは東京国際フォーラムで技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」を開催し、会場でEVのコンセプトモデル「LDK+」(エルディーケープラス)を展示した。今回が世界初公開だ。

このクルマはシャープが親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)と連携し、ホンハイが発売済みのEV「Model C」で使っているオープンプラットフォームをベースに企画・開発したもの。EVの開発・販売を手掛けるフォロフライ(京都府)も協力している。

「LDK+」はコンセプトモデルとのことだが、「まだまだ夢の段階だがとりあえず作ってみたもの」「発売に向け、スタディも兼ねて作ってみたもの」「ほぼ市販モデルのプロトタイプ」の3つから選ぶとすると、どの段階なのか。会場にいたシャープの説明員によれば「2番目」が近いとのことだった。展示を通じて顧客らの声を聞きつつ、ブラッシュアップを加えながら市販化に向かっていく方針とのことだ。

クルマ関係の展示イベントに行くと、自動車メーカー以外の企業がクルマのカタチをした「コンセプトモデル」を展示しているのをよく見かけるが、その中で市販に結び付いたという例はほとんど聞かない。その点、シャープは「数年内」(前出の説明員)のEV発売を目指しているそうだから、かなり真剣に、商品としてどうなのかという観点も踏まえながら開発したものと考えていいだろう。

「LDK+」は車内を「リビングルームの拡張空間」としてとらえ、「“止まっている時間”にフォーカスしたEV」であるとのこと。コンセプトモデルは車体の後ろの部分に広々とした空間を作り、大きなディスプレイや可動式のテーブルなども据え付けて部屋のような仕立てにしてあった。自宅や仕事の出先などで、止まっている状態のクルマを「もうひとつの部屋」として活用できるのは便利そうだ。

シャープ独自のAI技術「CE-LLM」や「AIoT」の技術などを活用し、クルマと住空間を結ぶアイデアも検討中とのこと。例えばクルマに乗る人が普段、家のエアコンの温度をどのくらいに設定しているかという情報をIoTで共有して、クルマが走り出す前に乗る人の好みに合わせた温度設定にしておく、といったような考え方だ。

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