ピルの避妊効果「90%以上」と正答できた女性の割合は?

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エムティーアイが運営する「ルナルナ」は、避妊に関する認知・理解度を調査した結果を2024年9月19日に発表した。調査は、2024年8月16日～8月20日の期間、15歳以上の女性2,881人を対象に、ルナルナにて調査したもの。

ピル(経口避妊薬)の服用頻度について尋ねたところ、「毎日」(78.1%)と正答できたのは約8割だった。一方、「性交渉前後に服薬する」(9.4%)や「月に一度」(6.0%)などの誤った回答は2割以上であることが判明した。

ピルにおいて、正しく継続して服用ができた場合の避妊効果に対し、正答の「90%以上」を選択したのは55.0%に留まる結果に(正しく継続的に使用した場合のピルの避妊効果は99.7％(※1)だという)。4割以上が避妊効果があまり高くないと思っていた。

※1 Contraception. 2011 May; 83(5): 397–404. Table1改変

日本国内でピルを入手する方法として適切なものを尋ねると、「病院やクリニックで医師の診察を受けて処方してもらう(※2)」(97.4%)、「オンラインで医師の診察を受けて処方してもらう(※3)」(64.3%)などが上位にあがった。

※2 日本産科婦人科学会専門医 甲賀 かをり先生監修
※3 TOKYO YOUTH HEALTHCARE －10代からの健康・医療サイト－

コンドームの一般的な使用における避妊効果について尋ねたところ、正答の「80％以上85％未満」を選択」した人は16.4%と低く、「85%以上」と誤答した人が約4割であることが判明した。

続いて、男性用コンドームの使用方法について正しいと思うもの(複数回答)に対し、「挿入する前から装着する」(80.2%)、「使用前に空気を抜いてから装着する」(68.6%)、「射精後、すぐにペニスを抜く」(57.8%)、「2重にして使わない」(50.7%)、「オーラルセックスのときも、コンドームを使う」(41.8%)のすべてを回答した人は13.0%に留まった。

個別の回答を見ると、「挿入する前から装着する」の正答率は8割以上だった一方、他の正答率は7割以下であることが分かった。

緊急避妊薬(アフターピル)を、効果的に服用する性交後の時間について尋ねると、正答の「72時間以内」(52.9%)を選択した人は5割強だった。

また、緊急避妊薬(アフターピル)を、24時間以内に正しく服用した場合の避妊効果に対し、正答の「95%以上」を選択した人は33.0%だった。その他の回答を見ると、「80%以上」との回答が約5割であることが分かった。
（MN ワーク&ライフ編集部）