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「日本のiPhone価格は世界よりも割安だが、収入を考えると購入しづらい」 MM総研調べ

マイナビニュース / 2024年9月21日 13時55分

iPhoneシリーズの発売時の価格を見ていくと、iPhone 8までは上昇を続けiPhone X、iPhone XSで大きく上昇。iPhone 11では通常モデルとProシリーズに分けられたことで販売価格が大きく下がった。

iPhoneの定価購入を前提とした場合、日本と米国のiPhone指数の差が2013年時点で1.8倍だったが、2024年では2.4倍と大きく開いた。これは2013年時と比較して米国の平均所得が約1.7倍に上昇したのに対し、日本の平均所得が約1.1倍と伸び悩んだ結果と言える。
○iPhoneシェア40%以上の国で日本のiPhone指数は最下位

国別にiPhoneのシェアを見ていくと、日本は40%以上のカテゴリに分類される中にあって最もiPhone指数が下位の国だった。総じて、iPhone指数が高くなるほどiPhoneのシェアが低くなる傾向があるが、日本では真逆の結果に。所得に対してiPhone購入の金銭的負担が高いにもかかわらず人気が高い、という希有な例と言えるだろう。
○今後のiPhone価格はどうなる?

2024年は、米ドル/円レートが一時期161円台に突入するなど急速に円安が進んだ。結果として、日本でのiPhone 16シリーズの販売価格はiPhone 15シリーズから据え置きだったが、もし160円を超える円安が続いていた場合iPhone 16シリーズの販売価格は1割程度高く設定されていたかもしれない。

今回調査時の米ドル/円レートは142.32円で算出しており、2022年の値上げ実績を考慮すれば為替の状況次第で今後価格改定の可能性もあるだろう。とはいえ、政治・金融・紛争問題など、様々な不確定要因により為替は常に変動する。日本のiPhone価格にとって行き過ぎた円安はリスクとなる可能性もあるので注視していきたい。

出典:MM総研

対象国・地域(全39)
中国、タイ、日本、香港、オーストラリア、米国、台湾、アラブ首長国連邦、韓国、ベトナム、カナダ、マレーシア、インド、フィリピン、シンガポール、スイス、チリ、メキシコ、ニュージーランド、ルクセンブルク、英国、ポーランド、ドイツ、オーストリア、スペイン、チェコ、フランス/オランダ、ベルギー、イタリア/アイルランド、ポルトガル、フィンランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ハンガリー、ブラジル、トルコ
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