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「三益酒店」の三姉妹が見せる葛藤 『ザ・ノンフィクション』を作り続けるために独立したディレクターが共感した姿勢とは

マイナビニュース / 2024年9月22日 14時55分

画像提供:マイナビニュース

●慎重な長女、アクティブな次女、天真らんまんな三女
フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)で22日に放送された『東京 三姉妹物語~地酒と涙と夢の行方~ 前編』(TVer・FODで見逃し配信中)。三姉妹が切り盛りする家族経営の酒店を追った作品で、29日に「後編」が放送される。

取材したのは、牧野由佳ディレクター。三姉妹の仕事に向き合う姿勢に刺激を受けると同時に、自身の立場と重ねて共感する部分もあったそうだ――。

○全てがうまくいっているように見えるが…

東京・赤羽駅から徒歩20分、シャッター商店街の一角にあるのが、創業75年の「三益酒店」。店頭には全国各地の酒蔵から仕入れたレアな地酒が並び、店のとなりに併設された「角打ち」で“酒のさかな”と共に楽しめる。店の評判は広まり、いまや全国から多くの客が詰めかける。

そんな酒店を切り盛りするのは、3人の姉妹。三代目を継いだ長女・美保さんが社長として店全体に目配りし、仕入れ担当の次女・由美さんは酒蔵の熱い思いを客に届け、三女・美香さんは「角打ち」を担当、得意の料理と笑顔で客の心をつかんでいる。事業が拡大した今では長女と次女の夫たちも社員として店で働き、先代である三姉妹の両親も店を手伝っている。

全てがうまくいっているように見える三姉妹の店だが、大きな変化を迎えようとしていた。高齢化が進み、大規模な再開発が計画される中で活気が失われつつある地元商店街を何とか盛り上げようと様々な企画を始める三姉妹。また、人手不足を補うために、家族・親族以外の人を初めて社員として迎え入れることに。「家族経営」でやってきたこれまでのやり方が通用せず、店の方針を巡り、事あるごとに、姉妹で言い争いとなることも増えてきた。

そんな中、三姉妹は店のさらなる発展を見据えて、「三益酒店」の2号店を出そうと動き出すが……。

○性格の違う3人が補い合うことで躍進に

取材を始める前に角打ちを訪れると、「とにかく美香さんがすごく元気が良かったんです」と、その魅力を体感した牧野D。三姉妹の性格には違いがあるそうで、長女・美保さんについては「本当に責任感が強くて、本人もおっしゃっているのですが、“石橋を叩いても渡らないタイプ”です。みんなのことを優しく見ている方」と印象を語る。

また次女・由美さんは、「本当にアクティブです。流行に敏感で、企画力に富んで、すごくアクティブなので、新しいイベントを企画することも多いです」、三女・美香さんは、「天真らんまんで、みんなのアイドルという感じですね。お会いすると元気になるので、常連のお客さんは美香さんに会うために通っている方も多いです(笑)」と分析。この違いによってそれぞれのポジションを確立しながら、互いに補い合うことで、店の躍進につながった。

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