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『光る君へ』第35話、一条天皇へ想いの丈をぶつける彰子に視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年9月22日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

●泣きむせぶ彰子にかける声が見つからないまひろ
テレビ画面を注視していたかどうかがわかる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、15日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合 毎週日曜20:00~ほか)の第35話「中宮の涙」の視聴者分析をまとめた。

○一条天皇、彰子の突然の告白に絶句

最も注目されたのは20時33分~34分で、注目度80.9%。中宮・藤原彰子(見上愛)が自身の殻を破り、一条天皇(塩野瑛久)に想いの丈をぶつけるシーンだ。

「光る君に引き取られて、育てられる娘は、私のようであった」彰子は唐突に、まひろ(吉高由里子)に対してそう言った。つい先ほどまで、彰子とその女房たちは『源氏物語』について語り合っていた。宮の宣旨(小林きな子)が女房たちに装束の手入れを命じ、その場が解散となった直後のことである。

「私も幼き頃に入内してここで育ったゆえ」「そうでございますか…」まひろは彰子に向き直る。「この娘は、このあとどうなるのだ?」「今、考えているところでございます。中宮様は、どうなればよいとお思いですか?」彰子は物語の中の娘の行く末が大層気になっているようだ。自身の身の上と重なる部分が多いからだろう。「光る君の妻になるのがよい」しばらく考えを巡らせたのち、彰子は言った。「妻になる…なれぬであろうか? 藤式部、なれるようにしておくれ」彰子の態度は真剣そのものだ。まるで我がことのように懇願した。「中宮様。帝にまことの妻になりたいと、仰せになったらよろしいのではないでしょうか? 帝をお慕いしておられましょう?」まひろは彰子の意を汲み取り、真摯(しんし)に答えた。

「そのような…そのようなことをするなど、私ではない」「ならば、中宮様らしい中宮様とはどのようなお方でございましょうか。私の存じ上げる中宮様は、青い空がお好きで冬の冷たい気配がお好きでございます。左大臣様の願われることも、ご苦労もよく知っておられます。敦康親王(渡邉櫂)様にとっては、唯一無二の女人であられます。いろいろなことに、ときめくお心もお持ちでございます。その息づくお心の内を帝にお伝えなされませ」戸惑う彰子に、まひろは優しく、自分の想いを伝えることの大事さを説いた。彰子の頬に一筋の涙が流れる。

「お上のお渡りでございます」宮の宣旨の声が響いた。一条天皇は彰子とまひろのいる部屋に入ると、「敦康に会いに来たが、おらぬゆえ…」と、彰子に来訪の意を告げようとした。「お上!」「ん?」彰子は彰子に似つかわしくない大きな声で、一条天皇の言葉をさえぎった。一条天皇は彰子の顔をのぞく。「お慕いしております!」彰子の突然の告白に、一条天皇は絶句した。かみ合わない2人の様子を、まひろはぼう然と眺めるしかできなかった。彰子の瞳からはひたすらに涙があふれている。「また来る」あまりに突然の出来事に動揺した一条天皇は、そう言って去ってしまった。残された彰子は泣きむせぶが、まひろにはかける声が見つからなかった。

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