1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

クリエイター向けノートPCのバッテリー動作とは? ASUS ProArt PX13搭載独自アプリの優れたUI

マイナビニュース / 2024年9月23日 15時11分

このようなとき、ASUS製品に用意されている「MyASUS」(加えてそこからアクセスできるユーティリティー群)を利用することになります。

MyASUSにおいて電力制御に関する項目は「オペレーションモード」に集約されています。ProArt PX13のようにディスクリートGPUを搭載するモデルでは、GPUモードを切り替えることでも消費電力を制御できます。

ただし、オペレーションモードにしてもGPUモードにしても用意している項目によってはバッテリー駆動においてディスクリートGPUを無効にして統合グラフィクスチップに処理を移行します。制作作業においては、処理能力の高いディスクリートGPUが必須となるでしょうから(でないと、ProArt PX13を持ち歩く意味がないですものね)、適切なモードの組み合わせを選ぶ必要があるでしょう。

なお、ここで選択した電力管理設定はWindowsで選択した電力管理モードに優先されます。Windowsでの設定を優先したい場合はオペレーションモードでWindowsモードを、GPUモードでスタンダードモードを選択すると、Windowsの設定におけるシステム→電源とバッテリー→電源モードで選んでいるモードに合わせて有効になるGPUがディスクリートGPUもしくは統合グラフィックスコアから選ばれます。ここで、NVIDIAのGPUを実装するProArt PX13では処理負荷と情況に合わせて統合グラフィックスコアとディスクリートGPUを切り替えるMSHybridが有効になります。

GPUモードでは「最適化」に注意しなければなりません。最適化という言葉からは「その時の状況に合わせて“最適なモードを選択する”と思いがちですが、GPUモードにおける最適化は、バッテリー駆動時は強制的にCPU(APU)の統合グラフィックスコアを使用する、という「消費電力的に(またはバッテリー駆動時間的に)最適化」することを目的としています。負荷に合わせた有効GPUの切り替えを意図しているならば、GPUモードは「スタンダード」の一択となります。

ならば、その処理の力はどれぐらい異なるのでしょうか。オペレーションモードとGPUモード、そして、使用する電源をACとバッテリーにそれぞれ切り替えて試してみました。処理能力の指標としては3DMark Time Spy ExtremeとPugetBench for Premiere Proの総合スコアを用いています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください