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クリエイター向けノートPCのバッテリー動作とは? ASUS ProArt PX13搭載独自アプリの優れたUI

マイナビニュース / 2024年9月23日 15時11分

というわけで、「ぐあー!すきま時間があったら出先でも移動中でも制作作業をぶっこまないとコミケ(もしくはゲームマーケット)に間に合わねー!」という追い込まれた状況おいて「MyASUS(またはProArt Creator Hub)のオペレーションモードとGPUモードはどちらもスタンダード一択!」となったものの、AC動作時とバッテリー動作時でスコアに明らかな違いが出ています。ちなみに両モードで3DMark TimeSpy Extremeにおける動作クロックを比較してみると、バッテリー動作において動作クロックはCPU、GPUともに500MHzほど落ちているのが確認できました。それに伴って温度もCPU、GPUともにバッテリー駆動で10度ほど下がっています。

ううーん、このギャップを埋めることはできないものか。ということで「手動モード」を試してみることにしました。この機能は「ProArt Creator Hub」から変更することができます(MyASUSからは(表示されているもののグレーアウトでアクセスすることはできず)。

ProArt Creator Hubのオペレーションモードからアクセスできる手動モードの設定ではCPUの動作モードごとに駆動電圧の上限値とセンサーで測定したCPU温度ごとのCPUクーラーファンの回転数、そして、GPUの高負荷時上限温度をそれぞれ指定できます。ASUSではAMDプラットフォームにおいてCPU(APU)の駆動電圧は「SPL」「SPPT「FPPT」といった3種類のモードを用意しています。ASUSではSPLを「持続可能な電力」、SPPTを「最大2分間維持できる最大の電力値」、FPPTを「10秒間維持できる最大の電力値」とそれぞれ定義しています。

手動モードにはデフォルトで用意されたモードが1パターン用意されています。まずは、そのモードを選択して処理能力がどれだけ向上するか試してみましょう。

んんんんー、あまり変わりませんね。初期設定のSPL、SPPT、FPPTを確認してみるとそれぞれ「25W(設定可能上限値は35W)」「32W(設定可能上限値は44W)」「81W(設定可能上限値は85W)」と“控え目”に設定されています。

ということは……、

「それぞれの値を高めに設定すれば、がっつりブーストできるのではないか?」

というわけで、それぞれの値を上限値に設定したうえで、高温によるサーマルスロットリング(高温によるダメージを回避するため駆動電圧を抑制して動作クロックを下げることで発熱によるダメージを防ぐ)を回避するため、クーラーファンの回転数を初期設定の値から上げ、60度以上ではフル回転するようにカスタマイズしてベンチマークテストを走らせてみました(なお、カスタマイズした設定内容は名前を付けて保存可能)。

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