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富裕層はどこにお金を預けている? 運用残高が高い世界のプライベートバンクを調べてみた

マイナビニュース / 2024年9月24日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

数十億円、数百億円といった資産を保有する富裕層。巨額の資産をプライベートバンクに預けている富裕層も多いようです。一般人にはあまりなじみのないプライベートバンクとは、どのような金融機関なのでしょうか。今回はプライベートバンキングの概要、ADV RATINGSが発表した世界のプライベートバンク残高のランキングを解説します。

○そもそもプライベートバンクとは?

プライベートバンクはスイス発祥の金融機関で、富裕層を対象に資産管理を手伝う金融サービスを提供しています。ほとんどの場合、100万米ドル以上の資産の保有者のみがサービス対象です。

特にスイスのプライベートバンクは、他国からの情報提供も拒否するほどの強固な姿勢で知られており、「秘密銀行」などと呼ばれることもあります。

プライベートバンクは顧客の資産残高から手数料を取ることで収益を得ており、手数料は年間で資産の0.3%~0.5%ほどが相場とされています。
○一般的な銀行との違い

一般的な銀行は、集めた資金を他の顧客や企業へ貸し出します。銀行預金は原則としていつでも引き出し可能で、何もせずに残高が減ることもありませんが、預けたお金が間接的な形で他で使われます。

これに対し、プライベートバンクでは許可なしに貸し出したり勝手に運用したりすることはありません。
○証券会社との違い

証券会社は投資商品の売買を行いますが、プライベートバンクはそれだけではなく、税務相談・相続計画といった幅広い領域に対応します。投資商品に関して、証券会社は一般的な商品を取り扱うのに対し、プライベートバンクは顧客に合わせてカスタマイズされたサービスを提供するのが特徴です。

また、証券会社は通常の場合海外の投資商品を紹介しませんが、プライベートバンクは海外の投資商品も紹介できます。
○日本におけるプライベートバンク

日本でも、銀行や証券会社がプライベートバンク部門を立ち上げて運営しています。海外のプライベートバンクは日本の税制には対応しないケースが多いですが、日本のプライベートバンクは対応可能なところもあります。

相続税などについて相談するなら、国内のプライベートバンクのほうが良いと評価する意見もあります。

○世界のプライベートバンク運用残高ランキング

ADV RATINGSによると、2023年8月27日時点の運用残高ランキングは1位がUBSグローバルウェルスマネジメント(スイス)、次いでエドワード・ジョーンズ(アメリカ)、クレディスイス(スイス)、モルガン・スタンレー・ウェルスマネジメント(アメリカ)、バンク・オブ・アメリカ・プライベート・バンキング(アメリカ)と続いています。

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