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メイクを通じて自信と笑顔を! 資生堂が盲学校と「美容セミナー」を開催

マイナビニュース / 2024年9月24日 16時37分

画像提供:マイナビニュース

資生堂は、視覚障がい者が自身で簡単に実践できる化粧法を実習で学ぶ「ガイドメイク体験会」を9月18日に埼玉県立特別支援学校 塙保己一学園で開催した。約90分間にわたって実施された本体験会には、同高校普通科の3年生10名(男性3名 女性7名)が参加。スキンケア、ベースメイク、ポイントメイクの方法や上達のコツが伝授された。
○「ガイドメイク体験会」とは

「ガイドメイク」は、視覚に障がいのある方が自身の手指を顔に当てて「ガイドライン」にし、それに沿ってスキンケアからポイントメイクアップまでを行う化粧法。視覚障がい者団体の協力のもと、資生堂が当事者の意見を取り入れながら独自に開発したもので、2017年から試験展開を始め、2019年から全国で本格展開を開始した。

「ガイドメイク」のネーミングには視覚機能に応じたメイク法をガイド(案内)し、メイクによって人や社会とのつながりへとガイドする、といった意味合いが込められているという。

これまで視覚障がい者団体や医療機関等と連携し、依頼に応じてセミナーを全国で開催してきた同社。全国の盲学校との連携を深め、今年8月7日には大阪府立大阪南視覚支援学校で「ガイドメイク体験会」を先行開催した。

性別を問わず学生を対象にした美容セミナーとして、ガイドメイクを体験できる機会提供を全国で取り組み、このほど埼玉県立特別支援学校で初めて実施される運びとなったという。

自身で簡単に実践できる化粧法のコツを掴んでもらうため、本体験会では一つひとつの化粧品の特徴や使い方を説明し、化粧品を使う部位や付け方・伸ばし方などを練習して、実習を行うという流れ。

資生堂のソーシャルエリアパートナーが講師として全体の進行を行うほか、各生徒・テーブルを担当するサポーターとして、資生堂スタッフが各生徒に具体的なアドバイスを行っていく。

また、今回の講座は男女別々の教室で行われるかたちだったが、スキンケアなど一部の内容は男女共通している。
○「マキアージュ」などの代表ブランドを使用

「ガイドメイク」ではスケールなどを触って化粧品ごとの使用量を逐一確認しながら、眉や唇のかたちに自身の手指を沿わせて「ガイドライン」にし、化粧がはみださないようにしてメイクアップを行っていく。

視力や視野など実際の見え方は生徒一人ひとり異なるが、基本的には自分の手指を動かしてその感覚を頼りとする。そのため、実習前の練習の際は各テーブルの担当者が時に手を添え、手や指の位置・角度などを丁寧に確認しつつ進められた。

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