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フィアット「600e」に試乗! EVとしての完成度は? 走りに個性は?

マイナビニュース / 2024年9月25日 17時0分

画像提供:マイナビニュース

フィアットに新しい電気自動車(EV)が加わった。「600e」(セイチェント・イー)だ。デザインは個性抜群。見た目だけで欲しくなる人すらいるかもしれないが、EVとしての完成度はどうなのか。「500e」のように走りの楽しいEVなのか。試乗してきた。

600eとは?

フィアットは1950~60年代にかけてガソリンエンジン車「600」(セイチェント)を販売していた。このクルマは初代で生産が終わってしまったのだが、今回のEV「600e」で55年ぶりに車名が復活した。

ちなみに、いまなお日本で大人気のフィアット「500」(チンクエチェント)は1957年、初代とされるフィアット「トッポリーノ」は1936年に誕生している。500のEVバージョン「500e」はすでに発売済みだ。

500eより数字が100大きくなっただけに、車格も600eの方が格上だ。業界の言葉でいうと500eは「Aセグメント」、600eは「Bセグメント」の位置づけとなる。600eと競合しそうなEVはボルボ「EX30」やBYD「ATTO3」などだろう。

500eより上の車格とはいえ、600eのボディサイズは全長4,200mm、全幅1,780mmで、日本の道路でも扱いやすい大きさといえる。そこが、競合を含めBセグメントの各車に注目が集まる理由のひとつだ。

600eの価格は585万円で、EV購入の補助金65万円の対象となる。ちなみにEX30は559万円、ATTO3は450万円だ。

500/500eはコンパクトなハッチバック車なのだが、600eは同じボディタイプでサイズだけ大きくなったクルマではない。外観がSUV的なクロスオーバー車だ。これまでのフィアットでは、エンジン車のコンパクトSUV「500X」に近い。

試乗で確認! 600eの完成度

600eは4ドアハッチバックなので、500/500eを含む2ドア車に比べ実用性が高い。試乗では後席にも座って移動してみたが、十分な空間が確保されていた。ただ、SUV的なクロスオーバー車なので、地上から床までがやや高く、降りる際には地面までが遠い印象で、足が地に着きにくかった。

EVとしての基本的な機構は、フィアットと同じくステランティスグループに属するプジョー「208e」と同じだという。同じくステランティスのジープ「アベンジャー」も、このプラットフォームを使っているとのことだ。

シフト操作はダッシュボード中央のボタンスイッチで行う。簡素化された操作方法はEVならではだ。

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