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デル、AIのデモ体験や検証が可能な共創施設「AI Innovation Lab」を東京・大手町に開設

マイナビニュース / 2024年9月26日 7時31分

小売り業界向けには、AIを用いて人流を分析するソリューションや、セルフレジの活用を支援するビデオ分析、AIを利用した顔認識ソリューション「SAFR(セイファー)」を体験可能。SAFRは顔認識による施設の入退場管理や、来店者の属性分析、表情のデータによる感情認識などに使える。

医療向けソリューション

医療業界向けのソリューションとしては、疾患診断の支援やロコモティブシンドロームの検知などに使える運動機能評価「Dr Walkie」や、AIを活用した治療プラン「Cancer AI-Consultant」を展示している。Cancer AI-Consultantは大腸がん患者517人の臨床データなどを使ってAIモデルをトレーニングしており、これにより新規の患者に対して最も効果が高いと考えられる治療法を提案する。

余談だが、AI Innovation Labに入るとすぐに病院用の介護ベッドが目に飛び込んでくるため、非常に見応えがある。

工場向けソリューション

工場向けソリューションでは、カメラを用いたAIによる組み立て支援のほか、レーン上での検品などに利用可能なエッジAIによるカメラ映像分析、VRを用いたシミュレーションなどを見学できる。

金融向けソリューション

金融業界向けのソリューションでは、データレイクハウス、AIを用いた不正検知、生成AIを活用したコールセンターおよびカスタマーサービスAIなどを展示している。さらには、AIを用いた株価予測アプリも体験可能だ。これはインターネット上の公開情報などから企業を分析するほか、レポーティングまで実施するというもの。

スマートシティ向けソリューション

スマートシティの実現に資するソリューションの例として、モバイルを用いた生体モニタリングや、AIカメラによる安全管理などを体験できる。AIカメラは立入禁止区域に入った人を識別し警告したり、車いす利用者や白杖を持っている人を検出してサポートを促したりできる。

総合セキュリティプラットフォーム「Security Center」は監視カメラ、アクセス制御、アラームセキュリティを一元管理できるソリューション。リアルタイムのモニタリングなどに使える。データはオンプレミスで管理できるため、セキュリティやプライバシーの保護も図れる。

AIカメラを用いた現場安全管理「GAUDiEYE」は、指定したエリアに人が侵入した際に検知するソリューション。危険エリアや一定人数以上の立ち入りを制限したい区域の管理に使えるという。また、ヘルメットや手袋などの保護具が適切に着用されているかも確認できる。

ITインフラを用いた検証も可能

AI Innovation Labでは、NVIDIAをはじめ各社が提供するGPUサーバやストレージなどITインフラストラクチャを使ったPoC環境を無償で提供する。クライアント側からエッジ、クラウドまで幅広いAIポートフォリオを提供し、柔軟なインフラ構築を支援するとのことだ。
(熊谷知泰)



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