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海外モバイルトピックス 第419回 自分で修理できるスマホ「HMD Skyline」を実際に分解してみてわかったこと

マイナビニュース / 2024年9月25日 21時28分

Skylineを実際に分解してみました。最初に本体下部のネジをゆるめると背面カバーがすぐに外せ、あとはピックを画面の縁に挿入して回していくだけで取り外せます。バッテリー交換程度ならかなり簡単に行えます。

とはいえ初めての作業の時は、どのネジを外しどのコネクタを外すかなど、戸惑うことも多いでしょう。幸い現在は修理マニュアルも動画で提供されているので、それを見ながらゆっくり作業すれば誰でも分解が行えます。実際にやってみたところ20分程度かかりましたが、次回は半分以下の時間で完了できそうです。

なお分解を通してスマートフォン内部のちょっとした構造を知ることもできます。これは学生向けの教材としても使えるかもしれません。さすがにCPUの分解まではできないものの、スマートフォンの内部がどのような構造になっており、カメラやバッテリーがどのような大きさで、どう格納されているか、これを知ることで普段使っているスマートフォンをより大事に使うようになる効果もあるのではないでしょうか。

なお日本ではスマートフォンの自己修理は新品のパーツを交換するということで改造行為となり、現時点では電波法違反になる可能性があります。とはいえメーカーが正規で補修パーツを提供し、正規の分解方法を公開しているのであれば自分で修理したスマートフォンを使えるように法令で定める必要があるでしょう。昨今の円安を含め、日本の景気も先行きが読めず、最新のスマートフォンではなく中古モデルを買う日本人も増えています。「壊れたら自分で直せる」スマートフォンを、日本でも利用できるようにしてほしいものです。

山根康宏 やまね やすひろ 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から百万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1,800台に達する。公式サイト:http://www.hkyamane.com/ この著者の記事一覧はこちら
(山根康宏)



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