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今年の冬は感染症に注意! - 第一三共ヘルスケア「2024年秋冬の感染症への備え」を公開

マイナビニュース / 2024年9月27日 10時54分

画像提供:マイナビニュース

第一三共ヘルスケアは9月25日、「2024年秋冬の感染症への備え」として、感染症の状況や市販の風邪薬の選び方のポイントなどに関する情報を公開。感染症に詳しい谷口俊文医師による解説をもとにまとめている。

2023年5月に新型コロナの位置づけが「5類」に移行したが、同年秋以降、さまざまな感染症にかかる人が増えている。

例えば、インフルエンザの感染者の報告数は、コロナ禍はそれ以前に比べて激減していたが、2023年秋冬に大幅に増加(国立感染症研究所のデータによる)。また、2023年秋冬はプール熱(咽頭結膜炎)、2024年年明けからは伝染性紅斑(りんご病)、春から夏にかけては手足口病やヘルパンギーナが流行。

谷口医師によると、「コロナ禍で2年以上にわたり他人と接する機会が減ったことにより、ウイルスや細菌との遭遇体験をもとに強化される『獲得免疫』が低下している可能性があります。それに加え、現在、新型コロナ流行時に比べて人々の感染対策がゆるやかになったことが要因で、様々な感染症にかかる人が増えていると考えられます」とのこと。2024年秋以降も、インフルエンザや風邪が流行る可能性があるという。

では、そもそも風邪とはどういう感染症なのか?

身近な感染症の代表格が風邪。「急性上気道炎」や「急性上気道感染症」といわれる呼吸器の感染症で、鼻腔から咽頭までの上気道に炎症が起こることで、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、発熱などの症状が。また、初期症状は一般的に悪寒や微熱、鼻水、鼻づまりなどで、症状が比較的ゆっくり進行するという。

これに対し、インフルエンザは経過が早く、38℃以上の熱が急激に出ることが多く、倦怠感や節々の痛み、筋肉痛などの全身症状が出るのが特徴的。谷口医師によると、「インフルエンザや新型コロナの場合、上気道だけでなく合併症として肺炎を起こすケースがあり、症状が重くなりやすい」という特徴があるのだとか。

また、新型コロナについては、「『65歳以上の高齢者』『糖尿病などの基礎疾患を持っている人』『膠原病などの病気で免疫を抑える薬を服用している人』『高度な肥満の人』『妊婦や小学生未満の子ども』は重症化リスクが高いので注意が必要」だという。

続いて、市販のかぜ薬の選び方について谷口医師にうかがったところ、「風邪のひき始めは漢方薬の葛根湯(かっこんとう)。風邪のひき始めや熱、くしゃみ、鼻水など、いくつかの症状がある場合には、解熱鎮痛成分や抗ヒスタミン成分など、複数の成分がバランスよく配合されている総合感冒薬がいいでしょう」と谷口医師。かぜ薬の使い方の極意は、自分の風邪のステージに応じて選ぶことにあるよう。

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