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Intel、第13/14世代Coreの不安定動作問題の調査完了、新マイクロコード配布開始

マイナビニュース / 2024年9月27日 8時46分

画像提供:マイナビニュース

米Intelは9月25日(現地時間)、Intel Core 第13世代および第14世代デスクトップ・プロセッサのVmin上昇問題の調査が完了したことをコミュニティページ投稿で報告し、調査により特定された原因に対処する新しいマイクロコードパッチ(0x12B)の配布を開始したことを明らかにした。

この問題は、第13世代/14世代Coreシリーズの一部SKUで高負荷時に動作が不安定になる症状が報告されたもので、調査の結果、マイクロコードのアルゴリズムに起因する過大な電圧要求が原因と判明した。影響を受けるプロセッサでは、過電圧が蓄積して複数のコアで最小動作電圧(Vmin)が上昇することが確認されており、それが安定性に影響を与える可能性がある。

Intelは25日の投稿で、影響を受けるプロセッサでVmin上昇が引き起こされる原因として、以下の4つを特定したと報告している。

マザーボードの電力供給設定がIntelの電力ガイダンスを超えている場合(対策:Intelのデフォルト設定の使用を推奨)。
高温下でも高パフォーマンス状態での動作を可能にしていたeTVBマイクロコード・アルゴリズムの問題(対策:2024年6月にリリースしたマイクロコード0x125で、eTVBアルゴリズムの問題を修正)。
マイクロコードのSVIDアルゴリズムが、高い電圧を頻繁かつ長時間に要求する場合(対策:2024年8月にリリースしたマイクロコード0x129で、プロセッサが要求する高電圧に対応)。
マイクロコードおよびBIOSコードがアイドル時や軽い負荷時に高いコア電圧を要求する場合。

0x12Bマイクロコードは、(4)のアイドル時や軽負荷時における高いコア電圧要求への対策であり、0x125および0x129のパッチ内容も含んでいる。システム・メーカーおよびマザーボードのメーカーへの配布が始まっており、エンドユーザーはBIOSアップデートを通じてパッチを適用する。

Intelの内部テストでは、Core i9-14900KにDDR5 5200MT/sメモリを搭載した環境でマイクロコード0x12Bと0x125を比較した結果、パフォーマンスの影響はランごとの変動範囲内に収まっていることが確認された(Cinebench R23、Speedometer、WebXPRT4、Crossmarkなど)。ゲームワークロードにおいても、影響はランごとの変動範囲内であった(Shadow of the Tomb Raider、Cyberpunk 2077、Hitman 3: Dartmoor、Total War: Warhammer III – Mirrors of Madnessなど)。
(Yoichi Yamashita)

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