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窓辺の小石 第185回 The Man with the Update

マイナビニュース / 2024年9月27日 18時13分

画像提供:マイナビニュース

Windows 11になって、Windows 10よりもマシになったとはいえ、最低でも月に一回は、Windows Updateで再起動が必要になる。このとき、設定によっては、まだ、アップデートがインストールされていないのに、先にインストールが終わったアップデートの再起動要求が表示されてしまう。残念ながら、現在のWindowsには、再起動が必要なアップデートがすべて終了してから再起動を要求するようにはなっていない。1つでも再起動が必要なアップデートが終了すれば、残りのアップデートがどうであろうとも、再起動を要求してしまう。何も考えないで、言われたままに再起動すると、何回も再起動しなければならない。

1つの対策は、設定で行える。設定 ⇒ Windows Updateにある「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオフにする。これで、早期にアップデートが行われるのを防ぐことができる。さらに、「設定 ⇒ Windows Update ⇒ 詳細オプション」で、「最新の状態にしてください」と「更新を完了するために再起動が必要な場合に通知を受け取る」をオフにする。

Windows Updateが要求する再起動は、最大で1週間の猶予がある。なので、インストールが完了し再起動要求があってもすぐに再起動する必要はない。他のアップデートが終了するまで待ち、再起動をまとめて行えばよい。

再起動が必要になると「設定 ⇒ Windows Update」のページに再起動を要求する表示が行われるが、これを見るためだけに設定ページを開くのも面倒だ。実は、Windows Updateの状態は、コマンドラインからも調べることができる。

まずは、Windows Updateの情報を得る。それには、以下のコードをPowerShellで実行する。

$WUS=(New-Object -ComObject Microsoft.Update.Session).CreateUpdateSearcher()
$myWU=$WUS.Search("IsInstalled=0 OR IsInstalled=1").updates

これでWindows UpdateエージェントのAPIを利用できるようになる。ただし、2行目のコマンドで、Windows Updateの情報をMicrosoft側から取得するのに少し時間が掛かる。あとは、条件を指定して検索を行う。(表01)にWindows Updateの通知からインストール完了までの経過と、Windows Updateのプロパティ(状態)の関係を示す。

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