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『光る君へ』第36話、一条天皇が藤原彰子との御子と初対面…視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年9月29日 6時0分

一方、「一条天皇、複雑そうな顔をしているな…」「敦康(渡邉櫂)が生まれたときはあんなに嬉しそうだったのに」と、彰子と一条天皇の温度差を心配する声も上がっている。彰子の出産をきっかけに、これまで保たれてきたパワーバランスが大きく崩れてしまうのを懸念しているのだろう。一条天皇と彰子、そして異母兄弟となる2人の親王にはどのような運命が待ち受けているのだろうか。ますます目が離せない。

『光る君へ』公式Webサイトの特集「をしへて!」によると、「五十日(いか)の儀」とは平安時代の貴族社会で行われた通過儀礼の1つ。生誕50日目にあたる夜に、子どもの誕生と成長を祈る。物語の舞台である平安時代は現代ほど医療が発展していない。だから、生まれた子どもが50日を無事に生きるということは当時は非常に大変だった。そうした背景から、子どもが無事に50日を迎えたことを祝い、今後の健康と成長を祈願する風習が生まれたのだ。

儀式のメインイベントは、子どもの口にお餅を含ませること。お餅をすり潰して汁状にし、唇に軽く付ける。子どもが無事に乳離れをし、食事が取れるようになって健康に育つようにという願いが込められている。「五十日の儀」は朝廷の公式行事ではなかったので各家庭に違いがあったそうだ。儀式の後は親族が集まり、盛大に祝宴が開かれた。さすがは、今を時めく左大臣家の主催。非常に豪華な催しだった。

●敦康親王、彰子との別れを惜しむ
2番目に注目されたのは20時12~14分で、注目度82.8%。敦康親王が中宮・藤原彰子との別れを惜しむシーンだ。

「しばらくの間、里に下がりますが親王様は怠ることなく、学問にお励みくださいませ」彰子はにこやかに敦康親王に声をかけるが、敦康親王の表情はいつになく暗い。「親王様?」彰子が黙りこむ敦康親王の顔を覗き込むと、「お子が生まれたら、私と遊ばなくなるのでしょ?」と、敦康親王は不安そうに心中を吐露した。「そのようなことはございませぬ」彰子はすかさず否定するが、「私は中宮様の子ではありません。まことの子がお生まれになれば、その子の方がいとおしくなるのは道理です」と、幼い親王は答えた。

さすがに聡明な一条天皇と、皇后・藤原定子(高畑充希)の間に生まれた子である。この歳にして今、自分が置かれている状況を正確に理解しているようだ。「親王様がほんの幼子であられた頃から、親王様と私はここで一緒に生きてまいりました。今日までずっと。帝のお渡りもない頃から、親王様だけが私のそばにいてくださいました。この先も私のそばにいてくださいませ」長年、一条天皇の寵愛を受けられなかった彰子にとって、唯一の心の拠りどころが敦康親王だったのだ。「子が生まれても、親王様のお心を裏切るようなことは、決してございませぬ」彰子の本心からの言葉に、敦康親王にようやく笑顔が戻った。

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