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家族を振り回した父が火事で死去、遺された絵画と向き合う息子の複雑な胸中…宮崎あおい「客観的に向き合った」

マイナビニュース / 2024年11月16日 18時0分

そんな一見相反する彼の言動に、宮崎は「お父さんのことを尊敬している感じもするし、その絵に“これすごいですよね!”と言っている時の顔は本当にそう思っているように見えますが、この絵のせいで…と思っている気持ちも持っているんですよね」と、複雑な胸中を想像。

宮崎と言えば、『ザ・ノンフィクション』で、かつて自分を捨てた父に恨みを持って生きながら、認知症を患ったその父の世話をすることになったゲーム芸人・フジタの物語でもナレーションを担当しているが、「フジタさんはお父さんもしっかり映っていたから、父子それぞれの思いがちゃんと言葉で聞くことができたけれど、今回はギフレさんのフィルターを通してのお父さんだし、友人の方たちの思い出話もその人たちのフィルターを通したお父さんですよね。残された日記にいろいろ書かれてはいるものの、本当に思っていたことをもう知ることができないことが、より難解にしているんだなと思いました」と解釈した。

●どれだけ濃い怒涛すぎる数か月を送ってきたのか
亡き父の人生を知るため、友人・知人たちを訪ね歩くギフレさん。そこで次々に明かされる事実から皎児さんの生きた足跡が明らかになっていく行程は、ドキュメンタリー番組でありながら、ロードムービーを見ているかのようだ。

「“この後どうなるの!?”と思いながら読んでいたので、今までの『ザ・ノンフィクション』とは少し違う目線で進んでいくような気がします。しかも、お父さんが亡くなられたのが今年の4月なので、短い期間のお話なんですよね。それを考えると、どれだけ濃い、怒涛すぎる数か月を送ってこられたのだろうと思いました」

また、皎児さんの友人・知人たちにギフレさんが次々と接触していく姿を見て、「年上の方にも、昔からの友人のように話して(笑)、人の懐に入っていくのがとても上手な感じがしました。それでも相手を嫌な気持ちにさせないというのは、きっとお父さんから受け継がれたものがあって、相手が心を開いてくれるのかもしれないですね」と感心。

その継承を感じて、「私も子育てをしていて、言葉遣いや人への接し方など、モラルや価値観は両親からもらったものだなというのをすごく感じながら、それを今、子どもたちに伝えていると思うんです。そのベースを作った上で、そこからどうしていくかは自由ですが、何を大事にして生きていくかというのを、今毎日伝えていると思うと、私も愛してもらって育つことができたんだと実感しています」と語った。

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