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江崎グリコ、カレー・シチューなどメイン商品の塩分量見直し - 「おいしさと健康」を提供

マイナビニュース / 2024年11月29日 8時0分

クレアおばさんのブランドで使用している「3段仕込みチキンブイヨン」は、鳥を長時間煮込んで旨味を引き出し、にんじんと玉ねぎを加えて甘みを出す。最後に、セロリを短時間煮込むことで香りを加え、それぞれの素材の味わいを効果的に引き出した。ビーフシチューとハッシュドビーフは、ブイヨン・香辛料・香味野菜を増量。味覚分析センサーで調べたところ、旧品(2023年)と比べてリニューアル後の方が、旨味とコクがアップしたそう。

プレミアム熟カレー・カレーZEPPINで使用している「特製ブイヨン」は、ポークブイヨンを原料段階で「煮込み」と「冷却」を繰り返すことで、旨味成分が溶け合い、脂肪分と水分が均一に乳化し、まろやかでコクのある風味を作り出している。プレミアム熟カレーは、熟成ブイヨンと熟成スパイスを増量したことで、旨味を強化しつつ、香りも華やかに。カレーZEPPINは、ブイヨンをチキンからポークベースに変更。香辛料も増量し、香りとコクを強化。

炊き込み御膳で使用している「一番だし」は、2023年秋に素材を見直し、だしのおいしさを追求。4種の素材を組み合わせることで、それぞれの風味や香りが複雑に絡み合い、より深い香りと味わいを実現。今秋は、鶏肉・ごぼうをそれぞれ増量している。
○■塩分調整しつつ、おいしさを作り出すために

発表会後半では、ゲストとしてミシュランガイド東京(2021年~2024年)に一つ星として掲載されている麻布「和敬」の店主・竹村竜二さんも加わり、トークセッションが行われた。

池田氏は、商品開発について「私たちは、少しでも多くのお客さまの困りごとを解決できたらと思ってます。健康面はもちろんそうですが、お客さまセンターに寄せられる生の声をうまく商品開発に活かしていきたいですし、お客さまが気づいてない課題に対しても、いつの間にか健康になっていたとか、お役立ちできるようになると嬉しいなと思ってます」と話す。

続けて、木村氏は「難しいとは思いますが、毎日食べているものを皆さんがそんなに苦労せず、いつの間にか健康になっている状態をつくるという取り組みってすごく大事だなと思っています」と取り組みの重要性について語る。

今回、同社は出汁やブイヨンにこだわり開発。日本料理にも欠かせないものだが、竹村さんは「出汁だけが美味しすぎるというのは、逆に美味しくないという方向に進んでいくので、出汁・具材、またお米など全てが相まって最後の美味しさになってくる」とバランスの難しさを指摘。

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