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インフル、マイコプラズマ、コロナ…今年の冬はいつもより感染症に注意! 効果的な予防法を専門医に聞いた

マイナビニュース / 2024年11月29日 19時1分

また、子どもから保護者への感染が特に目立っています。学校や保育所での集団感染が家庭内に持ち込まれるケースが増加しており、子どもたちが感染することで家庭全体に広がる傾向が強まっています。このような家庭内感染は、特に高齢者や基礎疾患を持つ家族にとって深刻な影響を与える可能性があります。子どもたちは学校や遊び場で多くの人と接触するため、感染拡大の温床となりやすいのです。

新型コロナウイルスの流行が落ち着く中で、感染対策が緩んでいる傾向も見られます。マスクの着用や手洗いの徹底が少なくなり、これが呼吸器系感染症の広がりを助長しています。特に、冬季は人が密集することが多く、屋内にいる時間が長くなるため、感染症のリスクが高まります。これに対処するためには、再度の感染対策の徹底が求められます。例えば、換気を良くすることや、定期的に手を洗うことが基本的な予防策です。

インフルエンザや肺炎球菌ワクチンの接種が重要視されており、特に高齢者や基礎疾患のある人にとっては感染症予防のためにワクチン接種が必要です。ワクチン接種によって、感染症の重症化を防ぎ、入院や死亡のリスクを大幅に低下させることができます。今年は特に、ワクチン接種率が低い地域では流行のリスクが増加するため、地域社会全体での接種促進が求められています。

さらに、新型コロナウイルスの変異株が引き続き発生しており、感染力が強いものも存在するため、再度の感染拡大が懸念されています。これらの変異株は、特にワクチンの効果に影響を与える可能性があり、注意が必要です。変異株の監視体制を強化し、早期に対応することが重要です。
○■日常的に感染対策が必要

――感染対策のために、日常から取り入れたい対策を教えてください

小幡先生:感染症の流行を防ぐためには、日常生活の中で実践できる感染対策を取り入れることが重要です。まず、室内の空気をこまめに入れ替えることでウイルスや細菌の濃度を下げるため、定期的に換気を行いましょう。次に、手洗いは感染症予防の基本であり、外出から帰ったときや食事前、トイレの後には必ず手を洗い、石鹸と水で20秒以上かけて丁寧に洗うことが推奨されます。アルコール消毒液も併用すると効果的です。

また、特に人混みや公共交通機関を利用する際はマスクの着用が重要で、飛沫の拡散を防ぎます。インフルエンザワクチンの接種も冬季に流行するインフルエンザウイルスから身を守るために重要で、高齢者や基礎疾患を持つ人は特に接種が望ましいです。

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