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ギャラリー自体から構想を得たサイトスペシフィックな展示。澤田航と橋村雄一が主宰する建築設計事務所Sawada Hashimura「Every man is a liar.」

NeoL / 2021年10月13日 15時0分

ギャラリー自体から構想を得たサイトスペシフィックな展示。澤田航と橋村雄一が主宰する建築設計事務所Sawada Hashimura「Every man is a liar.」



CAGE GALLERYは、10月10日(日)より Sawada Hashimura「Every man is a liar.」を開催中。
Sawada Hashimura は澤田航と橋村雄一が主宰する建築設計事務所。これまでSawada Hashimuraは、建築にまつわる参照と構造をテーマ に展示を行ってきた。2019年にPrismic Galleryで行われた「参照の織物」展では、他者の建築作品を参照しながら独自の解釈を加え再構成することで、作品と作品が織り合う新たな場を制作。
本展「Everymanisaliar.」においても、SawadaHashimuraは参照を主題に展示を構成している。自己言及のパラドックスに関する一節を引用した本展は、大きく以下の手続きによってつくられる。


〈窓→額縁→空間〉
CAGE GALLERY の左右ふたつの窓を額縁とみなし、それを空間に見立てる


〈空間+規格=形〉
空間の寸法と素材の規格寸法によって自然に生まれる 2 つの曲面を設計する


〈実物⇄模型〉
実寸スケールの模型を制作、立体的な実空間を立ち上げる


〈立体→平面→立体〉
模型の内観写真を撮影、つくられたイメージを曲面に転写する


〈形⇄形/左⇄右〉
転写はもう一方の曲面に対して相互行われる


〈空間→額縁→窓〉
曲面をギャラリーの窓にインストールする


このプロセスは、CAGE GALLERY がふたつの窓であることから構想されており、その意味でサイトスペシフィックな作品と言えるだろう。 パレルゴン(作品の外側にある二次的なもの)に対する態度や、実物と模型、立体と平面に関する考察を伴いながら、左右の窓を互いに参照し合う痕跡はインストールされた構造体の中に複数埋め込まれ、行き場のないループが示される。





















Sawada Hashimura「Every man is a liar.」
会期: 2021年10月10日(日) – 12月12日(日)
点灯時間: 11:00 – 20:00
会場: CAGE GALLERY
ハンドアウト:ギャラリー向かいのHender Scheme「スキマ」内
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-16-8 1F


Sawada Hashimura

Sawada Hashimuraは澤田航と橋村雄一が主宰する建築設計事務所。

2019年 Prismic Gallery 「参照の織物」展
2019年 Tapered Gallery 「参照の織物」巡回展
2020年The White グループ展「Syntactic Forest」参加


澤田 航
Central Saint Martins, AA School of Architectureにて建築を学ぶ。帰国後、能作文徳建築設計事務所に勤務したのち、2015年にSawada Hashimuraを設立。
東京藝術大学建築科教育研究助手を経て、現在、法政大学、桑沢デザイン研究所、京都芸術大学非常勤講師.


橋村 雄一
多摩美術大学 、University of East Londonにて建築を学んだ後、Tony Fretton Architects、Carmody Groarke、新素材研究所に勤務. 2015年にSawada Hashimuraを設立.

https://sawadahashimura.jp/

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https://www.neol.jp/art-2/

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