パルコ初期の広告を手掛けたイラストレーター、山口はるみの個展「HARUMI GALS」開催

山口はるみの個展『HARUMI GALS』が、2月28日から渋谷・NANZUKAで開催中。
1969年のPARCO1号店のオープンと同時に、広告制作のイラストレーターとして注目を集めた山口はるみ。1972年からは、エアブラシを用いた女性像の作品を制作し、1970年代から80年代にかけてブームとなった

「スーパーリアルイラストレーション」の先駆けとしても知られた。
今回の展示会では、パルコ時代のエアブラシ作品を中心に、残された作品の中から厳選された数十点を展示している。


山口の描く女性像は、男性目線のエロティシズムとは異なり、女性自身の存在や性の捉え方を表現するのが特徴的。女性の立場がそれほど向上していない時代から、スポーツをする女性を通して、男女の不平等を風刺するなど、広告やイラストを通して、美しいだけでなく強い女性の姿を描き、大きな功績を残した。









山口はるみ『HARUMI GALS』
2015年2月28日（土）～4月4日（土）
会場：東京都　渋谷 NANZUKA
時間：11:00～19:00（火～土曜）
休廊日：日、月曜、祝日

スケートボーダー　©Harumi Yamaguchi　Courtesy of the artist and NANZUKA
ルック　©Harumi Yamaguchi Courtesy of the artist and NANZUKA

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