千利休が愛した茶碗「大黒」をはじめ、樂家一子相伝の作品が一挙公開。
NeoL / 2017年3月24日 18時38分
千利休が愛した茶碗「大黒」をはじめ、樂家一子相伝の作品が一挙公開。
©十五代 吉左衞門 焼貫黒樂茶碗 平成24年(2012) 個人蔵
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」が、東京国立近代美術館で2017年3月14日(火)から2017年5月21日(日)まで開催される。
“一子相伝”とは、技芸や学問などの秘伝や奥義を、自分の子一人だけに伝えて他には秘密にして漏らさないことを意味する。しかし、一子は文字通り実子ではなく代を継ぐ一人の子を指し、相伝とは代々伝えることである。
本展では、樂家の祖長次郎から現在まで一子相伝で続く、樂焼の歴代作品を展示する。日本の陶芸の中でも他に類例を見ない、独特の美的世界を作り上げてきた樂家450年の伝統と技を、かつてない規模で紹介する。
千利休が愛した初代長次郎の黒樂茶碗「大黒」をはじめ、歴代の重要文化財のほとんどを一挙公開。また、本阿弥光悦の重要文化財など計約140点の名碗や屏風図を揃える。
15代を数える各々の代では、当代が常に「現代」という中で試行錯誤の創作を続けてきた。本展では「現代」からの視点で初代長次郎はじめ歴代の“今”を見ることにより、一子相伝の中の現代性を考察。伝統や伝承ではない“不連続の連続”によって生み出された樂焼の芸術を紹介する。
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展
会期:2017年3月14日(火)~5月21日(日)
会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル 8:00-22:00)
休館日:月曜日・3月21日(火)
※ただし、3月20日(月・祝)、3月27日(月)、4月3日(月)、5月1日(月)は開館。
開館時間:10:00~17:00
※金曜日は20:00まで。
※入館は閉館の30分前まで。
入館料:一般 1,400円(1,200円) 大学生1,000円(800円) 高校生500円(300円)
※中学生以下無料
※()内は、前売りおよび20人以上の団体料金。
※本展の観覧券でコレクション展も閲覧可能。
関連記事のまとめはこちら
http://www.neol.jp/art-2/
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