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箱根の豊かな森に生き生きと跳ね回る「しあわせな犬」

NeoL / 2018年3月7日 17時0分

箱根の豊かな森に生き生きと跳ね回る「しあわせな犬」




箱根のポーラ美術館にて「エミール・ガレ 自然の蒐集」(3/17~7/16)とniŭの彫刻作品「しあわせな犬」とのコラボレーションディスプレイが展示される。

春の始まりから盛夏まで、美術館を取り囲む「森」を借景に、彫刻が最もよく見えるチケットカウンター横のガラス面を「ガレの森と海」をテーマとしたイラストレーションが彩る(※本企画では、niŭは企画制作、デザイン、イラストレーションを担当)。

日増しに緑が濃くなる箱根の豊かな森と、犬の彫刻を中心として生き生きと跳ね回るガレの作品に登場する生き物たちのイラストレーションは必見だ。


<制作にあたって>
この度の「森と海がテーマ」のエミール・ガレ展とのコラボディスプレイは、彫刻のモデルとなった犬たちの故郷、石垣島の森と海に思いを馳せました。石垣島に我が家の犬と毎年のように旅に行っていた折に自然ツアーに参加し聞いた、この海の生物が多様で肥沃なのは、森(山)が豊富にあって、木々を伝って海に流れ出す「森のスープ」が栄養源となっているからなのだ、また森(山)が肥沃なのも、海が豊かだからなのだ、というガイドの方の言葉がずっと心に残っていました。森と海の生き物たちの繁栄には、互いの存在が欠かせないということ。今回のお題をいただいた時、そのイメージを形にしたくて、森の生物も海の生物も、みんながともに生き生きと暮らしている姿を表現したいと思いました。
 今回作品の借景となるポーラ美術館を取り囲む森の豊かさも、春夏の緑美しい季節の遊歩道散策で是非体感いただければと思います。


※遊歩道には2013年に設置されたniŭの小さな11体の動植物の彫刻作品も合わせて楽しむことができる。








~企画展「エミール・ガレ 自然の蒐集」~


ガレは、ガラス工芸の分野におけるフランスのアール・ヌーヴォーの旗手として知られており、植物学、生物学、鉱物学といった博物学的な知識を駆使して作品の製作に取り組んだ。ガレにとって植物の繁茂する「森」は、インスピレーションの源であり、生命の神秘を象徴する存在として欠かせないもの。また、ガレが関心を寄せたもう1つの自然が「海」。ガレは、クラゲやヒトデ、タツノオトシゴなど、従来の美術ではあまりとりあげられてこなかったモティーフに着目し、時にはグロテスクにさえ見える海の生き物をデザインとして取り入れている。本展では、ガレの芸術を初期から晩年まで辿りながら、「森」と「海」というふたつのキーワードを通して、ガレによる自然の蒐集行為を検証する。


http://www.polamuseum.or.jp/sp/emile_galle/


ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285

関連記事のまとめはこちら


http://www.neol.jp/art-2/

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