写真はいつも世界の終わりを続ける 「WOrld’s Endo」髙橋恭司 写真集刊行記念 写真展開催
NeoL / 2019年9月1日 17時37分
髙橋恭司がイギリスのダンジェネスにあるデレク・ジャーマンの庭を訪ねてから、約30年の時を経て刊行となる。
1992年のデレク・ジャーマンの庭やコテージや、2010年代後半のベルリン、ロンドン、東京の路上を撮影した写真をまとめている。
デレク・ジャーマンの「世界の終わり」のような庭との出会いを経て、高橋恭司がその後の移ろいゆく世界の様相を映し出した一冊になっている。
映画監督のデレク・ジャーマンは、1986年にHIV感染の宣告を受けたことをきっかけに、イギリス南部の原子力発電所のある町、ダンジェネスに移り住む。
打ち捨てられた小屋《プロスペクト・コテージ》を住まいにし、庭には、草花だけでなく、流木、腐った鉄など、海岸で拾い集められた漂流物を用いた造形を施した。
写真家・髙橋恭司は、ジャーマンが亡くなる直前の1992年にダンジェネスを訪れる。
「そこは世界の終わりのような場所だった。同時に、そこには全てがあった」と、写真家は語る。
「写真はいつも世界の終わりを続ける。」
映像と写真の世紀にジャーマンが遺したものへの返答が、ここにある。
髙橋恭司「WOrld's End」
2019年8月26日(月)発売予定
ISBN: 978-4-908356-12-4 C0072
アートディレクション: クリストフ・ブランケル(Christophe Brunnquell)
並製 280x225mm
本体価格:4000円
■髙橋恭司
写真家。1960年生まれ。90年代より広告や海外雑誌『Purple』などで時代の本質を鋭く捉えた美しい質感のある写真を発表し、今日の写真家に多大な影響を与えている。個展「夜の深み」(2016年・nap gallery)、グループ展「Elysian Fields」(2000年・ポンピドゥーセンター)ほか。写真集『The Mad Broom of Life 』(1994年・用美社) 『ROAD MOVIE』(1995年・リトルモア)、『Takahashi Kyoji』(1996年・光琳社出版)、『Life goes on』(1997年・光琳社出版)など多数の作品集を出版。
■デレク・ジャーマン Derek Jarman
1942年生まれ。映画監督、画家、詩人、舞台美術家。1974年イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・サン』で映画監督としてデビューする。以降の監督作品に『セバスチャン』『ジュビリー』『カラヴァッジオ』『ザ・ガーデン』『BLUE』など。生前よりゲイであることを公表。1994年エイズにより死去。
写真集刊行記念 写真展 2会場にて開催!
高橋恭司「WOrld’s End 写真はいつも世界の終わりを続ける」
Books and Modern + Blue Sheep Gallery
2019年8月16日(金)〜9月7日(土)12:00〜19:00
※休廊:日曜・月曜
【オープニングパーティー】
■8月16日(金)20:00-21:00
【トークイベント】
■8月16日(金)19:00-20:00
髙橋恭司 × 草刈大介(ブルーシープ代表)
会場:107−0052
東京都港区赤坂9−5−26 パレ乃木坂201
03-6804-1046
詳細は https://booksandmodern.com にて。
nap gallery
2019年8月28日(水)〜9月28日(土)12:00〜18:30
※休廊:日・月・火・祝、9月4日(水)〜9月7日(土)
【トークイベント】
■9月28日(土)14:00〜15:00
髙橋恭司 × 伊藤貴弘(東京都写真美術館 学芸員)
会場:101−0021
東京都千代田区外神田6−11−14 アーツ千代田3331 206
03-6803-2429
詳細は http://napgallery.jp にて。
関連記事のまとめはこちら
https://www.neol.jp/photography/
この記事に関連するニュース
-
【校長就任記念】ハービー・山口 写真展「HOPE 2024 ~希望を撮り続けた50年~」
PR TIMES / 2024年4月16日 11時15分
-
不朽の名作、約30年ぶり待望の新訳復刊!『デレク・ジャーマンの庭』発売。
PR TIMES / 2024年4月9日 16時15分
-
【node hotel】KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2024 の開催に合わせ 写真家 高橋恭司展「Lost Time」を4 月12 日より開催
@Press / 2024年4月4日 10時0分
-
オランダ人アーティストが東京の路上ギャラリー “Jinny Street Gallery”で写真展“Without Us”(人々の残像)を開催
PR TIMES / 2024年4月3日 12時40分
-
第32回林忠彦賞受賞作決定【奥山淳志「BENZO ESQUISSES 1920-2012」】
@Press / 2024年3月29日 15時0分
ランキング
-
1Wi-Fiルーターの寿命ってどれくらい? 買い替えを検討するべきサインはありますか?【専門家が解説】
オールアバウト / 2024年4月22日 21時25分
-
2「しまむらグループ大創業祭」を開催、豊富な商品をお得に - 4月24日よりスタート
マイナビニュース / 2024年4月24日 10時37分
-
3納豆のタレやワサビなどの余った小袋調味料は、どう処分すればいい? 正しい捨て方と活用法
オールアバウト / 2024年4月23日 20時15分
-
4流行りの調理法も実はNG? 炊飯器が壊れやすくなる使い方5選【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2024年4月23日 21時15分
-
5日本中で大号令「貯蓄から投資へ」に感じる違和感 預貯金は時代遅れ? 金利が動く今考えたい本質
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 9時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください