Fantastic Fest Issue/日本未公開映画特集 :『KNIVES AND SKIN』Director Jennifer Reeder

NeoL / 2019年11月11日 20時30分

Fantastic Fest Issue/日本未公開映画特集 :『KNIVES AND SKIN』Director Jennifer Reeder



テキサス・オースティンで開催される映画祭Fantastic Festは、大作やシリアスなムードのものよりもちょっと笑えてしまようなスプラッターやジャンルムービーに焦点を当てているのが特徴。場所柄もあり、VHSやレコードなどノスタルジックな素材や作り方にこだわった作品も多くラインナップされている。そのFantastic Fest2019年度のリストから、NeoLが気になる作品を紹介する。6本目は一人の女生徒の失踪を軸に、小さな町の高校生たちの閉塞的な空間での悩みや実情を描いた『KNIVES AND SKIN』。
自身も小さな町でゴシックやパンクが好きな"変わった"少女として、大人たちから理解を得られない生活を送ってきた監督ジェニファー・リーダーが、自分の十代の頃と向き合い、そしてそこで自分や友人たちに起こった出来事を思い返しながら作ったという本作。みんなが知人であり、その家や家庭環境、生活レベルまでを知っている小さな学校ならではの息がつまる人間関係、そこにハイティーンになり性が絡み出した時の捻れや奇妙な力関係の描き方は実にリアルだ。同時に失踪した少女の持ち物は光を放ち、彼女が男性につけた傷は消えないという非現実的な描写も意識的に組み込まれ、独特の世界観を生み出している。Yeah Yeah YeahsのNick Zinnerが手がけた劇中の音楽、そしてピンクや紫といった毒々しいカラーリングに包まれた本作には、"シスターフッドを大切に"という切実なメッセージが散りばめられており、そのメッセージは鑑賞後の我々の中に種として残り続ける。(→ in English)


ーーこのような素晴らしい作品を拝見できて嬉しいです。ありがとうございます。


Jennifer: 映画監督はこういう映画祭のおかげで生きていられるようなものです。2年前の2017年、『Signature move』(Amazonで視聴可)という作品でまさにこの会場に来ました。『knives and skin』とは全く異なる作品ですが、2年間で2つの長編を制作できたことは自分にとってとても意義深いことです。近年女性が取り組んでいること、成し遂げたことの証の一つとなるかもしれません。それを自慢したいわけではありませんが、これは私が魂をこめて作った作品であることは間違いありません。沢山の「人」や「金」が関わってくると、クリエイティヴィティが脅かされてしまうことがあります。シカゴの制作チームとキャストチームと一緒に働け他のは本当にラッキーでした。そのような環境のおかげで、私は本腰を入れて作業できたし、仕事も無事に終えられ、自分のクリエイティヴな視点を支持してくれる人々との絆も生まれました。だからこの、自分の少女時代へのラブレターのような作品を本当に心のままに作ることができたんです。




―――あなたは常に様々な形でインスピレーションを受けているようですが、この作品で描かれている友情や人間関係などで、あなたの実際の人生でも起こったようなことはありますか?



Jennifer Reeder : 私はこの映画を「女性の友情は生きるために必要不可欠」という考えのもとに作られたフェミニスト映画としてプロモートしたいと思います。映画内にある、女子高生が教師に口説かれるという出来事は実際に私が高校生の頃に起こったんです。だから大人になって、この出来事を、大人の女性にとってどういう意味を持つのかを考えるために映画内に取り入れたいと考えていました。この男性のモチベーションについて、また私や他の多くの友人たちに起こった出来事を10代の自分に戻って理解したかった。私の人生を反映した映画を作りたかったんです。私は、比較的に田舎であるオハイオで育ちました。ゴシックでパンクな女の子だったので周りから浮いていたと思います。私は田舎で生きにくくしている女の子たちの話を描きたかった。彼女たちはただ自分の人生を生きたいだけなのに、そういう場所では大人たちはことごとくその成長の邪魔をするものなんですよ。


―――先ほどキャスティングについて少し述べられていましたが、どうしてシカゴで撮影したのかもう少し詳しく教えてください。


Jennifer Reeder : 実は、このプロジェクトの初期段階ではケンタッキーかオハイオで撮影しようと考えていたんです。当時はプロデューサーも入れ替わりしていました。そんな時、『Signature move』をプロデュースしてくれたシカゴが拠点のプロデューサーたちが「もし、シカゴで撮影するなら喜んで手伝うよ」と言ってくれました。だけど、私は「ダメだ、この作品は都会が舞台じゃない」と思っていたんですね。Coryのすべてのシーンと明らかに都会ではない郊外のシーンは、ラモントというシカゴからおよそ30マイルほど南にある町で撮りました。シカゴは、都会じゃない郊外を撮るためにわざわざ遠くまで出かける必要がないところなんです。アメリカのどこにでもあるような場所だから。この映画はNYのような場所ではないところで作られた映画です。キャストとクルー全員がシカゴ出身で、ロケ地もシカゴかその周辺の地域にしました。そういう場所で作って、そういう地域のものを守り続けることが大切であると思ったんです。







―――Nick Zinnerについて。なぜ、彼に音楽を依頼したのですか?


Jennifer Reeder : Nick Zinnerは、Yeah Yeah Yeahsというロックバンドのリードギタリストで、彼がこの作品に楽曲を提供してくれました。昔NYでバンドをやっていて、いまはLAで撮影監督をやっている共通の友人いて、彼を通してNickに出会いました。2年前の短編映画でも彼に楽曲提供をしてもらったんです。
私は『Knives and Skin』に手応えを感じて、脚本を撮影監督や他のスタッフに見せるよりも前に、Nickに台本と共に「この脚本の曲を作りたい?」というメッセージを送ったんです。ニックからの返信は2週間もこなかったのでがっかりしていたのですが、その2週間後に彼から「ごめん! もう返信したと思ってた。この作品の楽曲提供をぜひやりたい!」と返信がきました。それから、Yeah Yeah Yeahs のツアーが始まる寸前に曲作りをしました。脚本の内容と私がどんな音楽をこの作品に取り入れたいかという会話だけをもとにして、彼は22曲もレコーディングしてくれました。たったいくつかのアイデアだけでこんなに曲を作れる彼は素晴らしいですよね。作品は音楽に包まれているんです。特に私の作品において音楽は重要です。私は歌うことはできませんが、ミュージシャンを深く尊敬しています。音楽は私にとっての宗教のような存在なんですよ。
私たちは試行錯誤しながら作業しましたが、キャロラインのテーマができてからはスムースでした。私は今新しい脚本を書いている最中なんですが、彼に「今書いてる脚本を送ってもいい? また曲を作ってくれるか考えて欲しい」と頼んだら、「もちろん、送って!」って感じで返事が来ました。こんな感じで、風変わりでゴシックなキッズたちは仲良くなりやすくて、一緒になんでも実現させてしまうんです。


―――音楽と色についての質問です。作品内では、観客の感情移入のためにこれら二つを組み合わせたのでしょうか?


Jennifer Reeder : その通りです。実は、私は映画監督の前はバレエダンサーだったんです。だから、すごく小さい時から、どのようにして音楽が物語とバレエを伝えることができるのかを理解していました。くるみ割り人形、ジゼル、白鳥の湖、それら全てのストーリーには深いドラマや哀愁が満ちていますよね。だから、音楽を自分の作品にも取り入れようと思ったんです。そして色もね。
色については、プロダクションよりも先に撮影監督や照明技師とたくさん話し合って「この作品を女性の色でいっぱいにしたい」と伝えました。ピンクや紫のような色を使って、女性を打ち出したかった。彼らは、「いいね!」って感じで協力してくれました。初日に照明技師が美しいライトを持ってきて、現場の奥の方で床を行ったり来たりするようにライトを吊るして揺らしていたんです。彼が「これでは奇妙すぎる?」と言ったので、私は「変かどうかなんて気にしないで。その奇妙さに身を委ねて」と答えました。この映画を理解できないと退席する人もいるかもしれないし、また逆に理解してくれる人もいるでしょう。でも兎にも角にも、こうして音楽も色も深く浸透させたシネマというアートを作ったんです。



―――血が輝くシーンについても詳しく教えてください。


Jennifer Reeder : 私は、死んだ少女が脚本の筋の大きな部分を占めるフェミニスト映画を作りたかったんです。ここファンタスティックフェスティバルにいる私たちは、みんなジャンルムービーが好きですよね。でも、「死んだ少女たち」というのは多くのジャンルムービーにおいて問題のある比喩表現になっています。だから、私は意志や行動する力、オーラを持っている死んだ少が登場する映画を作りたかった。
Carolynがある男の子の頭に“C”というイニシャルを刻んだら、真っ赤な血が滲む“C”の文字によって、彼女が「私は生きている」というメッセージを発しているように見えます。のちに、私たちはCarolynの死を知ることになりますが、彼の頭についたCの傷は治らないのです。彼には彼女の死に対する責任はないけれど、作品を通してCarolyn Harperに意志と力があることを示したかったんです。彼女の血が流れる時、彼女のメガネも光るようにしました。メガネの輝きは、タイガーシャツの話と関係しています。私は宗教的な人間ではないけど、形而上学を信じています。私たちはみんなお気に入りのシャツや靴を持っているでしょう。あなたが寝ている間も、そのアイテムたちはあなたに良い影響を与えているはずです。眠りから目覚めた時に、「とても気分がいい。なんでだろう」と感じるとしたら、自分の周りのお気に入りの物が自分の精神に影響を与えているからなのです。逆もまた同様にね。私たちは亡くなった人の持ち物を保管する習慣がありますが、そういった持ち物はまるでその人の一部のように感じるでしょう。そういう風に、私たちの周りにある特に輝いているものにはエネルギーや敬意や誇りが込められているはずです。







―――キャストの若い10代の女性たちとはどのようにしてこの共同作業を行なっていったのでしょう。



Jennifer Reeder : Vimeoに若い女性が経験するような出来事を描いた短編をたくさん公開しているのですが、そこにも今回の作品に繋がっていくようなものがありますよ。私は2014年に『Million Miles Away』というショートフィルムを撮りました。そこには実際のティーンエイジャーである役者23人が出演しています。でも、今回の作品内の女性たちの実年齢は18歳から24歳です。この作品の前には14歳の俳優に14歳の役をやらせるというようなスタイルが好きだったのですが、14歳の子供は8時間しか働けないので長編映画での起用は難しかったのです。
で、話を戻すと「この女の子たちと共にどのようにして映画を作ったのですか」という質問って、「40匹のウルヴァリンと一緒にくだらない映画を作るのはどういう感じ?」と訊かれてるようなものですよね(笑)。その答えとしては「すっごくクールな体験だった」です。撮影の間はそれはうるさいんです。撮影中は落ち着いているけど、撮影と撮影の間の時間は大声で喋っているから。でもそれが可愛いんですよ。
作品の最後の場面はフットボールの試合で、私たちは二つのパートに分けて撮影しました。まず、私たちスタッフ全員でフットボールスタジアムに出向いての撮影。完全に空っぽのスタジアムにキャスト全員が来て、音声の確認をしたんです。その後に実際のフットボールの試合を撮影しに行きました。ティーンエイジャーの役者たちも一緒に来ていたのですが、撮影が進行する中で、私は彼らに「あなたたちの撮影は終わったからこれ以上いてもお金は支払われないし、帰っていいよ」と言いました。だけど彼らは「EmmaとKaylaの撮影はまだ終わってない」と、仲間の撮影が終わるのを待っていたんです。役者たちはそれぞれに撮影時間が異なっていて終了時間がずれていたのですよ。騎手であり、アフリカ人のアメリカンフットボール選手のJaylinを撮影したときも、撮影が終わっても誰も帰ろうとしませんでした。そんな風に誰もその場を離れようとしなかったのです。結局、みんなの出番が終わる夜中まで待って、みんなで撮影を終えました。私は、映画作りとはこの物語のように自分が絶対にこの世界に提示したい人々のことを描くことだと思っています。そして、実際の生活では関係のない役者たちをキャストして撮影しますが、役者たちもスタッフたちもみんながこの深い感情の旅の一部分になるのです。映画は非現実の出来事ではあるけど、撮影は現実です。だから、出演している若者みんなが映画作りというプロセスを超えて、みんなが本当に親しくなったのです。ハッシュタグを作って送りあうほどにね。私にはこのハッシュタグの意味は全くわかりませんでしたが(笑)。とにかくシカゴの若者たちは信じられないくらい素晴らしくて、茶目っ気があって才能がある。だから彼らをもっと起用すべきだし、オースティンで役者を起用するのはとてもいいよって断言できます。とてもエモーショナルな組み合わせができたんですよ。例えば夜中に、こういうシーンを撮影しました。母親がケーキを溶かしてしまって、泣き崩れながら「私は役立たずだ」と言うと、女の子たちが「いいえ、そんなことない。あなたは私たちに歌い方を教えてくれたし、それらの曲でも、女の子はただ楽しみたいだけと歌っていたでしょう?」と言うシーンです。7月の夜中の1時ごろに、冷房もないものすごく小さなシカゴにある家で撮影していて。テキサスのオースティンで最悪な日々を送っているような気持ちでした(笑)。私は集中しようとモニターを見つめながら「いいね、最高!」とつぶやいていました。そして振り向いて、技術チームを見て泣きそうになりました。ものすごくエモーショナルになっていたんです。その時、作品内の感情は現実にも反映すると感じました。はじめに言ったように、この映画はガールズパワーや少女時代にだけでなく、若者に捧げるラブレターでもあります。同時に、14歳の頃の自分にあてたラブレターでもあります。私たちは若者の声をもっと聞く必要があり、彼らのことをよく考えてあげるべきです。若者は、行動する力を持っていて、賢くて、素晴らしくて、これからの世界を受け継いで行く存在なのです。だから、私たちは彼らを励ます必要があります。この作品はそんな若者に向けたラブレターです。私は、若い女性の経験について語ることへの熱が失われない限り、リアルな世界での若い女性たちと共に若い女性に関するストーリーを作り続けていきたいと思っています。






text Ryoko Kuwahara








KNIVES AND SKIN takes place in a tiny rural midwest town like many a high school film before it, but the happenings in this particular locale are far from conventional. The film follows a group of teenage girls grappling with the disappearance of one of their own: pretty blonde marching band captain Carolyn Harper. The girls feel lost, maybe afraid that if someone hurt Carolyn, they could be next. Or maybe they’re just lost because they’re teenage girls, a challenge even without the added mystery.

Like many high school movies, there are different cliques represented: fashionable rebels, sexually confused cheerleaders, horny jocks, wholesome brainiacs, and all the rest. Yet Jennifer Reeder’s film transcends the cliché divides of high school life. The feelings she explores are deeply human and are often made clearest in song form. At key moments in the film, the characters break out into melancholic interpretations of ‘80s New Wave hits — sometimes in realistic situations like a choir class, and sometimes in fourth-wall-breaking musical moments. In every case, it’s a moving and original technique that gets to the heart of these characters.


ーーThanks for making such a great film.


Jennifer : Filmmakers have a life because of film festivals like this one. Two years ago in 2017, I was in this exact venue to screen another feature film I did called "signature move" which is on amazon. It’s very different from "knives and skin" but it feels pretty significant to have made two feature films in two years. Maybe that is a testament to what women are doing or have done these days. I won’t belabor this. But this is a film that I made, totally from my heart. "Knives and skin" is exactly the film that I set out to make which is not always the case. When you’re dealing with lots of people and lots of money then creativity is sometimes altered and I was very lucky to have worked with the production team in Chicago and cast this team entirely out of Chicago. I think any of you, who are based here in Austin know that there are lots of amazing things that happen between the coasts and it’s kind of the best kept secrets you know. So you can just really hunker down and get the work done and really align yourself with the people who really champion your creative vision. So this film was created entirely from my heart and it really is a love letter to girlhood.


ーーI know you get this all of the time in some form about your inspirations but I’m really curious as to hear about the moments in your life that you are comfortable sharing with us that inspired the friendships, the relationships that we see in this film.


Jennifer : I definitely want to promote this film as a feminist film about the idea that female friendship is a survival strategy. The storyline of the film for the high school girls being courted by the teachers had actually happened to me while I was in high school. So at some point when I was an adult, I realized that I wanted to put that into a film to think about what it meant as an adult woman. Think back at the teenager me to try and understand what that motivation was for that guy and that actually happened to me a lot and a lot of my friends. But I wanted to make a film that reflected my life. I grew up in the middle of Ohio, relatively rural. I was this gothy, punky girl in high school who was a contrast to the environment. So I just wanted to talk about the misfit girls in non urban environments who are simply trying to live their life when the adults around them are doing everything they can to try and disrupt the evolution of their process.


ーーYou mentioned a little bit in your intro about the casting process but tell us a little bit about using Chicago specifically.


Jennifer : Actually when this project was in development we thought about shooting it in Kentucky and in Ohio. Producers kind of came on and came off and then the Chicago based producers who had also produced signature move said ‘well, if you want to shoot it in Chicago then we would happily help you do that’ but I thought ‘no because it’s not an urban film’ you know? But for all of the Cory stuff and the external scenes that are clearly not in the city, we went to Lamont which is 30 miles south of the city. I mean Chicago is a place where you don’t have to go very far to feel like you’re outside which is kind of like honestly everywhere in the United States. But this film is a testament to the places that are not like New York because like I said in the intro we cast this entire thing in Chicago. The entire cast and crew are from Chicago and the locations were all in Chicago or around Chicago so I think that it’s just important to continue to make and champion the films that are between the coasts. But don’t tell anyone on the coast. It’s like fight club. Whatever we say in this room, stays in this room.







ーーCan you talk about Nick Zinner and how he was involved in the process?


Jennifer : Nick Zinner who is the lead guitarist for the Yeah Yeah Yeahs did the score for the film. I met him through a mutual friend of ours who is now a DP in LA but was a band guy in New York. And Nick did the score for a short film I had done maybe two years ago so when I had the green light for Knives and Skin, honestly before I had a DP attached, anyone besides myself attached, I sent the script to Nick and was just like ‘Hey man, would you want to score this film?’ and I didn’t hear back from him for two weeks and I thought I had completely insulted him. Then two weeks later he texted me and he responded saying ‘Oh god, I thought I had already responded. Yes, I would absolutely love to score for this film’ We were in production right before the Yeah Yeah Yeahs were going on tour so based on the script and just based on the conversations on how I thought the music should sound, he dropped about twenty two tracks of music just really based on ‘here are some ideas’ which is amazing you know. The film is packed with music. Any of you who have seen any of my films will know that I pack my films with music. I cannot sing one note but I deeply respect musicians because music is just really my religion. Then we worked back and forth and dropped the tracks in and said ‘that will be Caroline’s theme’ and so he didn’t have to rewrite a ton of stuff but maybe variations on her theme so that every time we see her or whatever. I’m in development with a new script and I asked him the other day and was like ‘Hey little vampire, can I send you this treatment, maybe think about scoring the next one?’ and he was like ‘Yeah, sure. Send it.’ So I don’t know, all of those weird goth kids are super approachable and making it happen.


ーーThe music and the colors. Do they go together in terms of empathy in the film?


Jennifer : For sure. Before I was a filmmaker, I was a ballet dancer. From a very young age I understood how music can tell a story and ballet -The Nutcracker, Giselle or Swan lake- and all of those stories are deeply filled with drama and pathos. So that gets entirely injected into my films and then the color. I had many conversations prior to production with my DP and the gaffer and said ‘I want this to be drenched in femme colors.’ You know like pink and purple and make this film feel really femmy. And they were just like ‘Oh my god, great’. The first day of production, my gaffer put this beautiful light kind of falling across the floor way in the back of the scene and he said, ‘Is that too weird?’ and I said, ‘From this moment on never ask if that’s too weird. Just lean into weird.’ There will be people walking out saying they don’t get it but the people who get it, the music sinks in and the colors sink in and cinema is art right?


ーーCan you tell us about the glowing blood part?


Jennifer : I wanted to make a feminist film where a dead girl was a huge part of the plot point. We are all here at fantastic fest and we all love genre films but dead girls are a problematic trope in so many of these films right? So I wanted to make a film where my dead girl had will and agency and aura. So when she carves that c into his head for her initial, not only does that C glow saying like ‘I exist’ but after we know that she’s dead, his wound won’t heal. He’s not responsible for her death but I just wanted Caroline Harper to have will and agency throughout the film. So even when her blood glows and her eyeglasses glow. The eyeglasses glowing kind of relates to the talking tiger shirt. I’m not a religious person but I do believe in metaphysics. We all have a favorite shirt or pair of shoes and I guarantee you those items while your sleeping give you advice. You wake up and say ‘I feel much better now and I wonder why’ and it’s because the things around us have been injected with our spirits and vice versa or at the very least, we keep things that have belonged to people who have passed away. They smell and it’s just a part of that person. So the glowing things in particular are saying that, everything around has energy that we can take and honor.







ーーCan you talk about the young teenage women in the film and the process of working with them?


Jennifer : So if any of you are curious as to what I have done prior to this, I have a ton of short films that are all about experiences on young women on Vimeo. You can see I have done a lot of short films that have led up to this film. I get asked this question all of the time. I did a short film in 2014 called Million Miles Away that has 23 actual teenagers. The women in this film were 18 to 24 so they weren’t actual teenagers at all. But previous to this, I loved casting a 14 year old to play a 14 year old. The hard part about doing a feature length film is that 14 year olds can only work for 8 hours and sometimes their parents are lurking or whatever. But these questions about ‘How was it working with all of these girls?’ it’s like saying, ‘You just made a fucking film with like 40 wolverines (laughs)! How was that?’ And I am like ’Yeah it was pretty cool’. It was loud in between takes because they would be chill during takes but then in between takes they would (makes loud chatter sounds). But with this one, it was insanely sweet. So the very last scene of the film was at a football game and we shot the football game in two parts. So we shot all of our stuff at the football stadium. Totally empty football stadium that had all of our actors and we could control the sound and what not. But then we went back later and shot an actual football game. But on the day we were shooting the football game, all of the teenagers were there but they were getting released at different times. So we shot with Jaylin who is the Jockey, the African American football player and he was released but none of them would leave. I would turn around and say ‘You guys are wrapped. You guys aren’t getting paid anymore.’ But they all waited for each other. They would say ‘But no Emma’s not wrapped or Kayla’s not wrapped...’ so all of them literally waited until midnight so they were all wrapped together. I feel like filmmaking is, like you write these stories about people who you want to represent authentically. And you cast these actors that just take on a role that has nothing to do with them in real life. Then you shoot it but then the actors and the whole crew are a part of this intensely emotional journey and it’s totally unreal. It’s unreal but it’s completely real. So all of the young people in the film, over the course of making the film became really close together to the point where they have invented a hashtag that they all send to each other. And I was like what does that mean? Anyway the young people were incredible and they are wickedly talented people in Chicago that if you want to hire them you should or hire actors in Austin. This was an emotional set. The night that we shot that scene where the mom breaks down after the melting cake and says ‘I’m useless’ and then the girls say ‘ No, you’re not. You taught us how to sing and they sing girls just wanna have fun.’ We probably shot that at one in the morning in a super tiny tiny house with no AC in July in Chicago which probably feels like every fucking day in Austin, Texas (laughter). I was trying to be focused. I was looking at my monitor and was like ‘Good, great.’ and I turn around and the entire grip and electric team which are these big people and I see them (makes crying noises). Like the emotionality and the pathos in the film kind of vibrated into every actual moment but like I said at the beginning, this film is a love letter to girl power and to girlhood but also just to youth. A love letter in a way to myself who I was when I was 14 and I think we as a culture need to listen to young people more and consider them and young people have agency and they are smart amazing people and they will inherit this world so we have to encourage them so this is a love letter to them. Until I am not obsessed with telling stories about young women, I will continue to make stories about young women featuring actual young women.


ーーThank you so much Jennifer.





text Ryoko Kuwahara

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