気鋭のアーティスト3名、小津航、表良樹、増田将大　銀座蔦屋書店でグループ展開催

NeoL / 2020年2月22日 11時20分

気鋭のアーティスト3名、小津航、表良樹、増田将大によるグループ展、「Anthropocene」が、東京・銀座「銀座蔦屋書店」のアートウォールギャラリー（GINZA SIX 6F スターバックス前展示スペース）にて開催中。会期は、1月20日から2月24日まで。

銀座蔦屋書店は、本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案する新刊書店。日本の現代アートシーンで活躍する気鋭アーティストによるグループ展となる本展では。共に90年代生まれの3名のアーティストに焦点を当て、彼らの新作とこれまでの作品を紹介する。

出展作家は、小津航、表良樹、増田将大の3名。彼らは現在、茨城県取手市に構えた共同アトリエ「スタジオ航大」で制作を行っている。

東洋的絵画空間を再考しながら絵画とモチーフの関係を模索し、アトリエの床に置かれたリンゴを油彩で描く小津。
日用品の容器内に様々な色彩の樹脂を流し込み、何層にも積層させた樹脂の塊を落下させ破壊することで、色鮮やかな断面を露わにし、その破片を空間に配置した作品を制作する表。
そして、撮影した風景の画層を同じ場所に投影し、それをまた撮影するという行為を繰り返すことで生まれたイメージを、シルクスクリーンによってキャンバスに刷り重ねた重層的な作品を制作する増田。

それぞれ表現方法の異なる3名の多様な作品群を一堂に展示した本展では、日常に存在する見慣れた事物、事象、風景を、アーティストの独特の視点により可視化した作品を通じて、現代の私たちを取り巻く環境や時代を見ることができる。タイトルの「Anthropocene（アントロポセン）」は、日本語の「人新世（じんしんせい）」を表す地質学の用語であり、「人類の時代」という意味をもつ新たな地質年代の新造語。

地質学の見地から「新たな時代」を意味するAnthropoceneと、文化（アート）の新たな時代という意味を重ね合わせ、「現代」という時代の表層を、3名のアーティストの作品を通じて提案する。

Orion　2019　Oil on Canvas　H1170×W1170×D25mm

Tectonics　2015　ポリエステル樹脂、油絵の具、ウレタン塗料　可変

Interval of time＃14　2017　Silkscreen Acrylic, Canvas, and Wood Panel　 H1400×W2332×D50 mm

小津航／表良樹／増田将大グループ展
「Anthropocene」　（アントロポセン）
会期　 2020年1月20日(月)～2月24日(月)
時間　 10:00 ～ 22:30
会場　銀座蔦屋書店アートウォールギャラリー（スターバックス前展示スペース）
東京都中央区銀座6丁目10-1　GINZA SIX 6F
主催　銀座蔦屋書店
電話　 03-3575-7755
URL　 https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/12083-1021420106.html