腰痛もち2800万人強・6割は女性

NewsCafe / 2013年4月5日 15時0分

腰痛は隠れた「国民病」である。「幼児の腰痛・かなりの高齢者の腰痛」はあまり聞かないのである。厚生労働省の研究班は「腰痛もちは全国で2800万人」と推定している。概ね「人口の4人に一人」であり「これだけで立派な国民病」と言うことである。筆者も40才代後半に「過労&呑みすぎ」でギックリ腰になり、それ以来「12月の忘年会シーズンに軽いギックリ腰になる」のを恒例としている。長い付き合いで我が家には「ギックリ腰の対処療法専門の引き出し」があるのである。中には「体の芯を固定する弾力ベルト&コルセット・消炎鎮痛剤・各種の冷やし系&暖め系の貼薬」が出番を待っているのである。最初にギックリ腰になったのは「ささやかな芝庭の雑草取りをした翌日」であった。

出勤駅から最寄の大学病院に直行。新米の医者に「硬膜外注射」をされそうになったのを断り「自宅療養3日+ハリ」でどうやら収まったのである。知人の医者に見てもらい「椎間板ヘルニアではない。過労による背中の筋肉の異常収縮によるもの」と診断された。確かにこのときは「体が右に傾いている」のである。その後規則的なウオーキングと背中の筋肉のストレッチで「どうにか大事に至るのは防げている」のである。だいぶ前にNHKの「ためして…」で「腰痛は大騒ぎする病気ではない…」との番組があった。これは医者から「営業妨害との抗議が続出」と見たが、そんな騒ぎは起こらなかったのである。それでも相変わらず近所の医院は「腰痛の人の牽引や温熱治療」でにぎわっている。

こんな「国民病ともいえる腰痛の様々な療法のガイドライン」が厚生労働省の研究班から発表された。いわば「腰痛の標準療法の手引き」とも言えるものである。それによると『全国8ヶ所の住民12000人を調査・腰痛もちは全国で2800万人余・40才~60才代の40%が腰痛で悩んでいる・60才がピークで70歳になると下がる・男女比は男4:女6.・腰痛は背骨のガンや腰椎骨折やヘルニアや脊椎管狭窄症などが原因の病気が2割・原因不明の腰痛が8割』と言うことである。原因不明が多いので「様々な療法」が生まれることになるのである。研究班は様々な療法を比較し『①強く推奨:消炎鎮痛剤の服用・抗不安薬の服用・ストレッチやウオーキング運動②推奨:コルセットの装着・脊椎固定手術・温熱療法・坑うつ剤の服用③推奨せず:安静④根拠無し:牽引やマッサージ』と方向付けたのである。偶然だが我が家の「ギックリ腰の対処療法専門の引き出し」の備品は「冷やす貼付薬」以外は「概ねアタリ」と言うことである。意外だったのは「腰痛の原因にストレスやうつ」があることである。

研究班は『うつ状態や仕事上の不満や人間関係の悩みが腰痛の引き金になる・長引く原因になるという論文は十分な根拠がある』と結論付けている。また「男性が多い」と思ったが「女性が多い」と言う事実である。確かに「高いハイヒールや出産」などが…もし多くの女性が「腰痛もち」だとしたら意外に原因は「ストレス」かも知らない…などと思うのである。

[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]

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