もしもの時がやってきたら…「がん告知」を想定してみる

NewsCafe / 2013年4月20日 12時0分

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もしもの時がやってきたら…「がん告知」を想定してみる

患者本人に「がんであることを知らせるか否か」…過去、大いに議論されてきた問題だが、現在の医療機関はその段階にない。「いかに事実を伝え、その後どのように患者に対応し援助していくか」という方向で議論がなされている。また昨今では「家族には先に知らせない」のが原則であるという。一方で「ただ機械的に患者に病名を告げる」ことや「余命を告げる」ことへの批判も高まっている。
これらの議論はどうしても"治療する側・ケアする側"の視点で行われやすい。だからといって「自分ががん患者になった時」どうして欲しいか…想定したところで、それはあくまで想定にすぎない。この問題に"正解"はない。それでも「想定をしてみた経験」が大切になることもあるのではないだろうか。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「自分はがん告知をしてもらいたい?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…87.3%】
■病名判らないと治療に向き合えないから。
■後始末をキチンとしたいからね。
■何かわからんまま不安になるよりずっとマシ。
■本人は蚊帳の外で他人が知ってるって変。治療の選択もできない。
■ガン保険とか保険関係のこともあるし。
■自分に告知し家族ニハ内緒にシテほしい癌の家系デ哀しませたくない。
■自分の事だから。
■されたい、と言うよりされた。よかったと思ってる。
■本当は嫌だけど、後を考えるとね…。
■余命を満喫したい。将来の為って我慢してること、すべてやる(笑)。

【ナシ…12.7%】
■治るなら告知希望…死への恐怖にはたぶん耐えられないです。
■知る前が怖いし知った後は正常ではいられない。
■癌の種類にもよるが。
■言われたら生きる希望なくしそうで…。
■告知も延命治療もヤダ。
■告知されたら正常にはいられない。誰でもパニクルって! 絶対嫌だ!
■解らない…。
■知りたくない。でも、治療はいらない。さっさと逝きたい。わがまま?
■末期ガンで亡くなった伯父は言わなくても分かってた。
■告知された時は1週間泣きました。

実に9割近くの人が【アリ派】に投票する結果となった。「あやふやよりは、ハッキリと言って頂かないと、後々困るんで」など、いわゆる"死に支度"についてコメントする人が多かった。残されるであろう家族に対してのケア、やり残したことを片付ける…さまざまなプランが寄せられている。
しかし、がんの告知と同時に余命も判明するとした場合…残された時間があまりに短いとしたら、また心境は変わるかもしれない。たとえば筆者自身もこの2択なら【アリ派】に投票するが、極端な話で「明日明後日にも…」という告知なら希望するかどうか難しいところだ。死に支度も何もなくなる。ならば1週間なら? 1カ月なら? 想定しようにも線引きに迷う。
また、両派から共通して寄せられたのが"安楽死"についてのコメントだ。いわゆる尊厳死にまつわる議論は、こちらもまた、正解のない難しいテーマである。

[文・能井丸鴻]
[写・Ranoush.]

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