「犬ですよ…ライオンじゃない」

NewsCafe / 2013年8月15日 16時15分

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「犬ですよ…ライオンじゃない」

夏休みにてっとり早く楽しめる場所といえば動物園である。
よっぽどのことがない限り、どこの動物園もいる動物は同じようなものなのであるが・・・。
現在、中国の河南省・ラク河市のとある動物園では他では見られないとっても珍しい光景が見られるという。

「動物が、他の動物を演じている動物園」なのである。
犬がライオンやオオカミになっているのだ。
猛獣に見えるよう、毛をそれらしくフカフカにブローされているのはアフリカライオン役のマスチフ(超大型犬)だ。

しかも犬だけではない。ネズミもヘビということにして見せているのだ。
どう見ても無理がある。とんでもなくおかしな状況だ。

休暇期間に子供を動物園に連れてきたとある家族はこう話す。
「せっかく来たんだから、よーく動物観察しなさいよって話してたら、なんか鳴き声がおかしいと子供が言うんです」
「ライオンのはずなのに、よく聞いてみたらワンって吠えてるんです」

当然である。だって犬なのだから。一体この動物園は何がしたいのか?ここまでくると「ふざけてるのか?」と怒りがわいてくるが、このおかしな状況には理由があった。

中国当局が「動物園の非営利化」を基本とする政策を進めていることで動物園の経営状況が悪化しているのだ。この動物園は個人がオーナーだったのだが、最近では資金繰り苦労しており、手がかかるライオン等の動物の飼育が難しくなっていた。

そして飼育どころか動物の管理にも問題が発生している。外に逃げてしまった猛獣に属する動物のうち、いくつかはいまだ見つかっていないのだ。
どう考えても危険な状態であり、このままでは全動物の殺処分か、または管理放置による動物の外への逃亡という超危険事態発生の可能性がある。(過去にもワニが逃げ出している)
勝手にライオンにされた犬だって過大なストレスがかかっている。
この猛暑の中、超大型犬であるマスチフ犬がフワフワにされて見世物になっているのだ。
この犬たちのストレスがいつ爆発するのかも不安の種だ。

このままこのマスチフ犬はライオンとして生きていくのか?
人々の笑いと憐みの視線にさらされて生きなくてはならないのか?

「犬ですよ・・・ライオンじゃないですよ・・・」。
犬にもプライドがあるぞ!

【執筆者:猫紫】
参照:The Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/10242586/Chinese-zoo-substitutes-lion-for-dog.html
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