【解説】ハイスキル・ママ

NewsCafe / 2014年1月17日 15時0分

「女性の社会進出を加速しよう・管理職の3割は女性に」などの勇ましい政策が動き始めている。「新たな労働力を確保したい?男性にない有意な才能をビジネスに生かそう?・男性社員が頼りないから?」…はっきりしないところが妙である。身の回りを見ても女性が「出産&育児とビジネスを両立させるのには大きな困難がある」のが現実と感じるのである。多くのビジネス・ウーマンが「優れたスキルを持ちながら結局はリタィア―」は残念なことである。常日頃より出産・育児で休む仕組みも重要だが「戻ると雑用係では…」と思っていたが「Hコンサルティング社の畏友」よりの興味深いメルマガが届いたので披露したい。

意訳すると『「ハイスキル・ママ」という新語がある。総合職として経験を積んできた女性が出産後に「その経験を生かしてフリーランスとして働く新しいキャリアのカタチ」を示した言葉である。実際に「ハイスキル・ママに仕事を紹介するサービス」も登場している。これまでも「ハイスペックな女性」がいたと思うがそこに「ハイスキル・ママ」というシールを貼ったのである。これによって「そういう働き方を志向する女性が増えること」はいいことだと思う。この流れは、企画やリサーチ等の知識集約型の仕事だけではなく「飲食や美容師といった人手不足で悲鳴を上げている労働集約型の仕事」へも広がると思うのである。

ワーキングマザー・イクメン・父親の育児参加・家族サービス・育児と仕事の両立・皆勤賞と言う言葉があるが、これらの言葉は「男性は外で働き、女性は家を守るのが幸せのカタチ」という価値観の中で登場した言葉である。母親が働くのが当たり前・父親が育児参加をするのが当たり前の世の中では死語となる物も多い。育児と仕事は両立するのが当たり前・ここに介護が加わるのも常識。そうなってくると自分の体調だけでなく「子どもや親の体調によって急に休む・遅刻・早退することも受け入れなくてはならなくなる」だろう。そんな時、「皆勤」に価値を置くことは、サステナブルな働き方を阻害してしまうかも知れない。「スキルで働く」と言う概念が必要と思う。

少子高齢化による人口減のトレンドの中で女性の戦力化は重要な経営課題になる。1985年に施行された男女雇用機会均等法以降多くの会社では「総合職として入社した女性に男性と同じ頑張り」を期待してきた。しかし、女性役員、女性管理職が中々増えず、女性が「専業主婦に憧れる」ようになった事を鑑みるとこの政策は機能していないと言わざるを得ない。業務フローや役割分担も、これまで以上に「性差を踏まえたもの」していかなければならないだろう。育児世代をフォローする制度や仕組みも必要だが「労働者には、育児世代になった時に気持ちよくフォローしてもらえるようにハードに働く」と言う意識改革も迫らなくてはならないだろう。また育児に突入してからも「より生産性高く働く必要」がある。一方だけが恩恵を得るシステムは、絶対に永続しない』である。女性の皆さんはこのメルマガをいかが思いますか。

[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]

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