【解説】「山ガール」の心配「富士山噴火」

NewsCafe / 2014年2月14日 15時0分

ソチ冬季オリンピック・2014も中盤である。今更ながら「4年に一度の大会で勝つ難しさ・日本スポーツマスコミの甘い予想」を痛感するのである。時は緩やかに春のスポーツシーズンに動いてゆく。スポーツ用品量販店の畏友は「オリンピックがあると全体にスポーツ熱は高まる。3月~4月が楽しみ」と言う。春になれば「冬眠していた山ガール」のシーズンである。今年は「富士登山には1000円の登山料がかかるが、さらに盛り上がる」と思う。富士の眺めは「春夏秋冬さまざまの味」があるが、個人的には山中湖近辺から見る「雪をまとった凛とした富士」が好きである。気になるのは、年々に大沢崩れが大きくなるような感じがして「いずれは山頂が二つに割れるのではないか?」と感じることである。

15年ほど前に「今年の夏に富士山が噴火する」との予言をした人物が大恥をかいたことを思い出すのである。しかし「富士山はまぎれもない活火山」である。「山腹で新しい噴気口が発見された?関連のある箱根の大湧谷が?…」などの報道や先日の「大島近辺の地震」も「嫌な感じ」につながるのである。富士山噴火の避難計画を検討していた「静岡・山梨・神奈川+国の「富士山火山防災対策協議会」が「最も直近の宝永噴火(1707年)と同レベルの噴火を想定」した「富士山噴火に備えた広域避難計画」を発表した。それによると『直接の被害である溶岩流は噴火口から360度に流出し避難対象者は75万人・鉄筋コンクリート等の堅牢な建物への避難が必要になる30センチ以上の降灰による避難対象者は+47万人』と言う事である。解説では『健康への影響があるとされる「2センチ以上の降灰の範囲」は「風向きにもよるが最悪の場合は南関東に及び・東京都心や横浜市・川崎市が含まれ」関東地方の住民の過半の2000万人が何らかの影響を受ける』とされている。

現在盛んに爆発や噴煙を上げている桜島・阿蘇山・浅間山…にはない被害のスケールなのである。東名高速を東京から静岡方面に向かうと「沼津を過ぎると狭い間隔で新幹線・東海道線・国道1号線・東名高速・新東名が平行して走っている事に気がつく。まさに「日本の物流の動脈エリア」なのである。このエリアが溶岩で分断されたときの被害は想像を絶したものがあると思う。

さらに識者は『5センチの降灰・雨が降れば5ミリの降灰で道路は使えなくなる。鉄道も同様である。航空機もエンジン等に影響が出て飛行が不可能になる。防塵フィルターが目詰まりすれば車も…である。「年間800回の噴火がある桜島」をかかえる鹿児島市では1センチ以上の噴火で「ぬれた火山灰で電線がショート」してしばしば停電となるのである。携帯電話等の通信網もダウンする。こうなると「首都機能停止」の可能性が出てくる』と警告する。富士登山・大地震にばかり眼が向くが「富士山噴火」も大問題なのである。

[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]

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