ふたりにひとりが大学進学の時代…"大学へ行くこと"の意義とは

NewsCafe / 2014年9月8日 12時0分

2000年以降、特に2009年頃を境目に「大学への入学希望者総数が入学定員総数を下回る状況を迎えるのでは」という懸念が強くなっているのはご存知のとおりだ。大学教育の質の低下、定員割れ、大学崩壊…様々なデメリットに繋がる、いわゆる"大学全入時代"問題である。入る大学・学部さえ選ばなければ、すでに誰でも"大学入学"できるような状況だという。
とはいえ、2009年時の日本の大学進学率は50.2%(文科省・学校基本調査)と、OECD加盟国のなかでも平均程度であり高い方ではない。1955年時ではわずか7.9%だったことから考えると驚異的な伸びではあるのだが、日本における"大学進学の意味"は諸外国と一線を画している、とは以前から言われていることである。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「大学に行く意味はあると思う?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…64.4%】
■上を目指すなら、大学に行く意味はある。
■大学で真面目に勉強すれば分かるよ。
■ある人が行くんじゃないの?
■職業選択の範囲が広がる。中卒高卒では就けない職業がある。
■大卒という肩書きはあった方が良いけど大学で何をするかも大事。
■「学歴なんか関係ねぇ」なら大学ぐらいは出てこいよな。
■何歳になっても大学で専門的知識を学びたいならアリなのでは。
■本人次第で「意味のあるモノ」にもなるし「無意味なモノ」にもなる。
■ここでナシ評価の人こそが本当に大学行く意味のない人だな。
■意味ないなら行くな! 行きたくても行けない人もいるのに!

【ナシ…35.6%】
■行く意味ない人の方が多い。何となく行く人は金の無駄。親に返せ。
■私には意味がない。進みたい道によると思う。
■大学出たからって良いところ勤められるとは限らない。
■一度、会社、辞めれば意味ねーな。早く社会に出た方が特かもよ。
■なんか就職をすぐにしたくないから大学行くやつ多い(怒)。
■肩書きが欲しいだけだよね(笑)。大学卒でも働けば一緒!!
■就職に有利に成るために行ってるんでしょう。
■今じゃ猫も杓子も大学へ…
■大学生=親の脛かじりだと思う
■「行く」ダケ「卒業」ダケでは無。 4年間で何を糧にしたかこそ。

結果としては【アリ派】多数派となっている。進みたい道による、人によると言ってしまえば数字に意味はないが、寄せられたコメントは興味深い内容のものが多かった。
「僕は大学行った意味ありました。行ってない人は否定したいだろうけど」という人がいれば「行ったけど意味なかった」という人もあり、「大卒の奴らは使えない。一体何を勉強してきたのか疑問」という声があれば「お金がなくて行けなかったけど、周りの人を見ると大学に行く意味はあると思う。行きたかったな」という声もある。自分が大学に行ったからアリ、行っていないからナシ、というものでは決してなかった。
また両派ともに大学進学を"就職への通過儀礼"と割り切ったうえで「アリ」「ナシ」と答える人がいた。さらに言えば、これといった実りある勉学に打ち込めたわけでなく、大学時代をいわゆる"モラトリアム期間"と捉えたとしても、「無駄だった」と答える人もいれば「4年間自由な時間が持てた事に意味はあった。今、思うに親には大大感謝だね」という声もある。
「大学に行く意味はあると思う?」という質問をどう捉えるか。大学へ進学したこと、しなかった事はもちろん、それに伴う満足も後悔も…すべてに意義が生じるかどうかは、その後の生き方次第ではないだろうか。

[文・能井丸鴻]

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