割れる賛否…"高齢ドライバー"の運転免許返納について

NewsCafe / 2014年9月13日 12時0分

先月、奈良県警と奈良交通が「運転免許証を自主返納した高齢者が運転経歴証明書を提示すれば、同社経営の飲食店で割引サービスを受けられる」という協定を結び話題になった。高齢者の交通事故を減らすため各自治体で"運転免許証返納"を促す環境づくりが進んでいるが、これまでにあった公共サービスでの特典にとどまらず、飲食分野にも特典を広げた形だ。
というのも、交通事故の総件数が9年間連続で減少し続けるなか、高齢ドライバーによる事故は増加の一途をたどっており、ここ15年間で約2倍の件数にまでなっていることが問題視されているためだ。男性の9割、女性の7割が免許を持つ「団塊の世代」が高齢を迎えつつある今、単に高齢者増に比例している面も確かにあるのだが…。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「車の運転は70歳まで、アリかナシか?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…49.5%】
■年寄りドライバーは怖い。70になったら免許取り直して欲しい。
■反応が鈍くなるし、図々しいから止めて欲しい。
■曲がるところ過ぎたから、いきなりバック! 出るインター過ぎたからUターン!
■「必要だから」と言う答えには疑問を感じます。定期的な適性検査は必要かと。
■もしくは、70越えたら毎年、運転技能を受けるとかね。
■最近交通事故の老人の加害者が多い。軽い認知症でも脱法ハーブ並に怖い。
■60過ぎたら危ない気がするから止めて欲しいけどね。
■田舎は難しいけどね。
■田舎だけど、免許返納賛成です。
■その方がお互いのためかと…。

【ナシ…50.5%】
■田舎は死活問題。
■それは東京に住んでるから問える質問。
■車がないと生活できない人もいるしなぁ…。
■安全性能を高めた車を開発するのが「先」でしょ?
■上を制限するよりも下を考え直して30歳までダメとかにしては?
■ただし70歳からは免許剥奪を含めて適正な実技&教則検査が必要。
■70歳以下でも危ない人、70歳以上でも大丈夫な人…個人差があるよ。
■本来は60歳くらいが限界ですよ。
■一定の能力テストで合否判定は必要かと思いますが即剥奪はナシ
■70過ぎても安心安全運転できる時代カモーン

数字はほぼ真っ二つ、数あるアリナシテーマのなかでも特に拮抗した結果となっている。両派ともに「年齢は関係なしに免許取得や維持を厳しく」という意見はあるものの、そうした折衷案を除いた【アリ派】【ナシ派】の意見は相容れない様子だ。
現在、運転免許証の"更新期間満了日の年齢が70歳以上"のドライバーは「高齢者講習・シニア運転者講習・チャレンジ講習+特定任意運転者講習(簡易講習)」のいずれかの講習を受講しなければ運転免許更新ができない仕組みになっている。それでもなお増加する高齢ドライバーの事故…【アリ派】の懸念は致し方なしと言ったところ。しかし【ナシ派】では「車がないと生活が成り立たない」…という内容が最も多い。これは住環境に依るため、個人で即座に解決できる問題ではないだろう。
「えー私70ですが、困ります」というコメントもあり、まさに日本が直面する課題であることがうかがえた。今後の行政機関の動きを注視したい。

[文・能井丸鴻]

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