「いい加減」は「好い加減」… 約6割が"いい加減"もアリと回答

NewsCafe / 2014年11月19日 12時0分

日本語が本来の意味と逆に変化していくことはままある。その昔「御前(おまえ)」や「貴様(きさま)」が相手を敬う意味で用いられていたことも、漢字で書いてみるとわかりやすい。
そんな言葉の代表格に「いい加減」と「適当」がある。この2語は、現代においても文脈やシチュエーション次第で「比較的良い」「比較的悪い」と意味合いが逆になるあたり、まさしく「いい加減」「適当」なのが面白い。
そして、変化の理由もまた興味深い。元々は「好い(よい)加減」…「いい加減の湯」など、程よい・好ましいという意味で用いられていたものが「人によって好ましいと思うかどうかの度合い・感覚が曖昧で違う」ため、言葉の意味が徐々に悪い方に解釈された…というのだ。
「お風呂の湯、いい加減でしたよ!」と言われて入ってみれば「ぬるすぎる! いい加減だな!」…ってな具合だったのだろうか。なんだか落語のようである。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「"いい加減"な人がうらやましい?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…57.8%】
■生真面目な自分に疲れた。もう少し楽観的になりたい。
■「いいかげん」なのに「人から好かれる」人は羨ましい。
■円周率≒3で納得できる人が羨ましい。約3.14でも納得できない。
■連絡すると言ったのにいつも連絡してこない母&妹。
■まさに姑。ズボラで周りに迷惑かけても反省ナシ。毎日疲れる。
■お手本通りにしかできないのも困ったもんですね。
■なぎら健壱師匠、高田純次先生、植木等閣下! 男に生まれたかった。
■何とかなってるのは、周りの人が片付けてるから!! 気付いて下さい。
■力の抜き所を知ってて適度に適当な人が羨ましい。
■何でも「良い加減」にコントロールできれば楽だろうなぁ。

【ナシ…42.2%】
■適度ないい加減さは必要だが、誠実さや勤勉さがあればこそ。
■仕事なら逆にイラつくよ(汗)。
■いい加減に見えて影で切磋琢磨のヒトがいい感じなんじゃないかな?
■いい加減に生きるのも、シンドイと思う(汗)。
■本人だけは気楽だろうけど周りは大迷惑。信じれない。
■いい加減の内容によっちゃ後々痛いめみるぞー。
■ちっとも。むしろ、腹立たしいから目の前に現れるな。消えろ。
■自分もいい加減だから何とも言えない。
■だって私だもん。
■でもそれなりに悩みもあるだろう。人間だもの。

結果は【アリ派】約6割とやや優勢、コメントは「世渡り上手な人ならわかるけど、いい加減でテキトーな人を羨む? なぜ?」という声から「適当、いい加減とは、言葉どおりに読めば最高の人じゃないか」という声まで様々。質問の解釈の仕方からすでに"人それぞれ"だ。また「私は時間や日記等几帳面、金銭面や旅等テキトー。両方あるので」と"事柄それぞれ"という人もいた。
自分と他人の"好みの違い"が、妥協できる範囲内なら前向きな意味になる「いい加減」。ある意味「とても大きな可能性を秘めた評価」と言えるのかもしれない。

[文・能井丸鴻]

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