「小西の音楽祭」で感じた東京女子流 進化の可能性

dwango.jp news / 2014年10月23日 18時32分

東京女子流の小西彩乃が二回目となる「東京女子流 小西の音楽祭 Konishi's Music Festival」を2014年10月21日にAKIBAカルチャーズ劇場にて開催した。

この日、2度目の開催ながらまだ馴れない一人舞台に緊張を魅せた小西彩乃。しかし、実際に歌唱が始まれば、アカペラも交えながら高いパフォーマンスを披露。ダンスで魅せることもない、つまり、「歌」のみで勝負をしなければいけないこの音楽祭。しかも、楽曲はカバーというテクニックが必要とされるイベントとなっている。

小西彩乃が一曲目に選んだのはClariS『コネクト』。そしてAI『Believe』へと続く。二曲目で圧倒的な歌唱力で知られるAIの楽曲を持ってくる当たりに、このイベントにかける小西彩乃の意気込みを感じる。

そして、LIVEはつるのたけし『M』、HY『NAO』、スキマスイッチ『奏』と続き、男性ボーカルの曲が続く。前回もm.c.A・T 『Bomb A Head!』をカバーしたが、この楽曲がパンチの効いた曲であることを考えると、歌唱力の高いボーカリストであるつるのたけしとスキマスイッチの楽曲をカバーすることで、小西彩乃が挑戦をしようとする方向性が少し見えた気がした。


いまの東京女子流は、次のステップへ歩み始める準備を整えている。その中で、5人のメンバーがそれぞれ何をするべきか…その答えは、パフォーマンス力のさらなる向上にあると思われる。アジアに、そして世界へ挑戦をしていく東京女子流が目指すものはいままでになかったアイドルグループの形。ただ可愛いだけじゃない、ただダンスが歌が旨いだけじゃない、その両方を兼ね備えてこそ世界挑戦が本格的に見えてくるだろう。その挑戦の中で「歌」を大切に、そしてレベルアップさせて行くために、今回の「小西の音楽祭」を開催している意味を感じる。次々と、歌唱力の高い楽曲をカバーし、しかも男女問わず選曲をすることで小西彩乃は様々な音楽を吸収することが出来る。

そして、前回見に来てくれた(今回は会場にいなかった)という親友に向けて歌われたKiroro『ベストフレンド』を情感込めてアカペラで歌い、この日のゲストである新井ひとみにバトンタッチ。

新井は中島みゆき『糸』を抜群の安定感ある歌声でしっとりと歌う。新井は、様々な曲調にしっかりと自分の歌を合わせられる力があり、次の倖田來未『恋のつぼみ』で急にアップテンポになってもすぐに対応し、弾む歌声を聞かせる。歌が上手いというだけではなく、彼女の場合は元々歌がうまかったということに加え、歌い手としての表現力が経験を積むことで格段に高くなってきた。小西とともに確実にメンバー全員がレベルアップをしているところを、しっかりとファンへ魅せられた。

自身の曲であるtofubeats『Come On Honey! feat. 新井ひとみ(東京女子流)』を歌い、最後は、再度登場をした小西彩乃と新井ひとみの二人でVOICE『24時間の神話』を披露。1993年発売の二人が生まれる前の作品を、歌詞の一つ一つを噛みしめるように歌う。「苦戦していた」と歌い終わった後に二人が話したように、初めは若干ぶれながらも、徐々に絡み合っていく二人の歌声。彼女たちが様々なヒット曲を試行錯誤して歌う中で、気づくことが多々あるだろう。それらをすべて吸収し、「音楽と真剣に向き合っていく」中で、世界を相手にできるアーティストへと変貌していく、そんなふうに思えた素晴らしいイベントだった。

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