EXILE 新体制初ライブ「日本を元気に」14人一丸で力強いパフォーマンス披露

dwango.jp news / 2020年12月30日 18時55分

EXILEが12月29日に行われた有料配信ライブ『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』に登場した。今年11月に最後のオリジナルメンバーとなるEXILE ATSUSHIが勇退し、14人体制として新たなスタートを切ったEXILE。『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』は、そんなメンバー達の頼もしい後ろ姿(オープニング映像)から幕を開けた。


EXILE AKIRA「いつまでも時代と共にあれるグループでありたい」、TAKAHIRO">EXILE TAKAHIRO「EXILEの歴史とともにファンの皆さんとEXILEを0から作り上げていく」2006年の加入以降、グループの一員として走り続けているEXILE AKIRA・EXILE TAKAHIROの2人のメッセージに次いで、それぞれがEXILEへの想いを語っていく。振り向いた彼らの瞳の奥には、闘志の炎が上がる。




そして、EXILE SHOKICHIのダイナミックなドラムとEXILE NESMITHのエッジーなギター、勇ましいコーラスに導かれるようにライブパートへ。衣装はもちろん、力強くはためくフラッグ、ステージセットに至るまで真っ赤に染め上げる様は、まさに何度でも蘇る火の鳥“フェニックス”のよう。EXILE TAKAHIROの高らかなシャウトが、伝説を作り続けるグループ・EXILEの降臨を告げた。



観客を煽りながら移動したメンバー達は、全面にARを用いたステージで2021年1発目のリリースとなる最新曲「RED PHOENIX」を歌い上げる。SHOKICHI・NESMITHのエネルギッシュな掛け合いと、その中央で響くEXILE TAKAHIROの澄んだ歌声。EXILEの王道と言える大所帯でのユニゾンダンスもありつつ、変幻自在に形を変えるフォーメーションが次世代のEXILE像を描き出す。先輩から後輩へと歌い継がれている「24 WORLD」では、夜景をバックにEXILE SHOKICHIがソロ歌唱したり、EXILE SHOKICHIと関口メンディーが新たに書き替えたというラップを初披露する場面も。全員で楽しげにラインダンスを踊る姿が微笑ましい「DANCE INTO FANTASY」、ハイタッチを想起させる振付で画面越しに視聴者と触れ合った「PARTY ALL NIGHT ~STAR OF WISH~」と、アッパーなパーティーチューンが続けば、一足先に新年を迎えたような幸せムードが充満した。



賑やかなステージから一転、カメラはカセットウォークマンに手を伸ばす白濱亜嵐をとらえた。不思議そうに再生すると、ヘッドフォンからはNew Jack Swingが流れ出す。New Jack Swingとは、EXILEの原点とも言えるダンスジャンルの名称。そんな意味を持つ楽曲が、DJ ALANが手がけるリミックスバージョンとして生まれ変わった。サングラスを装着して「SUPER SHINE」を踊ったり、ジャケットを羽織って「Everything」を口ずさんだりと、俳優としても活躍する白濱亜嵐の豊かな表情にも目を奪われる……と思った時にはすでに、視聴者はミラーボール輝く“CLUB EXILE”の場内に。DJ ALANが放つ音の波に乗って華麗に踊るのは、LDHの若手グループ・PSYCHIC FEVER。そこから、ショッキングピンクのキャデラックに腰かけるボーカルの3shotに切り替わると、80年代のNew Jack Swingをフィーチャーしたダンスチューン「STEP UP」が溢れ出した。



EXILE SHOKICHIが「みなさんも一緒に、部屋をダンスフロアにして楽しみましょう!」と呼びかけると、電話BOXやカラフルな電話機といったレトロな小道具を取り入れながら、色違いのジャケットスタイルで踊っていく。少人数に分かれてのパフォーマンスや、配信ライブでは珍しいローアングルの映像など、見どころ満載だ。かつては倖田來未とEXILE ATSUSHIのコラボ曲として発表された「WON'T BE LONG」も、EXILE SHOKICHIとEXILE NESMITHによるツインボーカルで新バージョンにアップデート。EXILE AKIRA、橘ケンチ、EXILE NAOTO小林直己、関口メンディー、世界とPSYCHIC FEVERによるダンスパートもあり、世代を越えた一体感を見せていた。その一方、降りしきる雨音の先には、黒木啓司、EXILE TETSUYA岩田剛典、白濱亜嵐、佐藤大樹の姿が。青き静寂の中に白いスーツ姿で佇むその表情は、愁いを帯びている。“雨音のイントロ”と言えば、そう、「Heavenly White」。EXILE TAKAHIROによるセルフカバー企画“EXILE RESPECT”の第二弾としても配信されたばかりの同曲が、アコースティックアレンジで届けられた。演技要素も含む5人の饒舌なダンスが、切ないラブストーリーをよりドラマティックに彩る。画面上のフィルターで雪を降らせながらのパフォーマンスも、『LIVE×ONLINE』ならではの演出だろう。

続いて、ここからはバラードブロックに突入。美しいピアノの音色が「ふたつの唇」のメロディをなぞると、ステージには1930年代風のヴィンテージファッションに身を包んだ小林直己が現れた。彼がそっとピストルをカメラに向け、引き金を引くと、画面には車が大炎上する様が映し出される。さらにEXILE AKIRA、橘ケンチ、EXILE NAOTO、関口メンディー、世界、EXILE SHOKICHIも同様の衣装で登場。映画さながらのAR演出や、アクションを交えた新しい振付で、視聴者を新たな舞台に連れ出した。それとは対称的に、モノクロの世界に、悲哀に満ちたEXILE NESMITHの歌声が響いた「Ti Amo」。続く「ただ...逢いたくて」では、EXILE TAKAHIROの甘く美しい歌声、長年愛されてきたEXILEの名曲を1人で歌う決意の表情が、視聴者の涙を誘う。歌い切ると、大切な仲間に想いを馳せるようにふと仰ぎ見るEXILE TAKAHIRO。その微笑みがとても印象的だった。



多彩な衣装で魅了した前半戦を終え、後半戦は、EXILEのイメージを確立した“ジャージ”(衣装)のヒストリー映像からスタートした。“24karats”というアパレルブランドを立ち上げ、楽曲と共に多彩なデザインを生み出してきた彼らにとって、ジャージはいわば戦闘服。お揃いのジャージで再登場したパフォーマー陣は、統一感がありながらも、自己流の着こなしで個性を発揮。EXILE THE SECOND「SUPER FLY」やGENERATIONS from EXILE TRIBE「AGEHA」、FANTASTICS from EXILE TRIBE「OVER DRIVE」など、各メンバーが所属するグループの楽曲に合わせてソロダンスを繰り広げる。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」や「Rat-tat-tat」では、グループの垣根を越えた共演も。EXILE TRIBE随一のオタクダンサー・世界のパートでは、「バーン!」「ダダダダ」といった漫画特有の擬音フォントが背景に映し出され、それとリンクしたダンスで視聴者を楽しませる。リーダーのEXILE AKIRAは、愉快な年下のメンバー達に“邪魔”されながらも、強靱な肉体を駆使したダイナミックなダンスで“24karatsメドレー”に繋いだ。

EXILE SHOKICHIが「後半戦、さらにアゲてくぞ!」と煽ると、サイレンと共に現れたボーカル陣を交えて、「24karats STAY GOLD」からメドレーが始まった。吼えるようなボーカルに躍動感のあるダンスが加勢し、その熱量は高まるばかりだ。さらに、「24karats TRIBE OF GOLD」にはDOBERMAN INFINITYもサプライズ参戦。MC陣が画面越しに視聴者を挑発する中、「24karats GOLD SOUL」へ。DOBERMAN INFINITYの5人は、続く「Heads or Tails」へとアレンジされたInterludeにオリジナルの歌詞を乗せて“ライブ会場での再会”を誓うと、颯爽とステージを後にした。EXILE NESMITHとEXILE SHOKICHIのエモーショナルな歌唱が始まると、ったのは、「Heads or Tails」。その声を合図に、残りのメンバーも2018年の『NHK紅白歌合戦』で着用した衣装に着替えて集合。次々に切り替わる煌びやかなAR演出と共に、アグレッシブなステージングを見せつける。また、「Touch The Sky feat. Bach Logic」ではメンバー同士が向かい合い、ダンスバトルのような雰囲気に。関口メンディーの自作ラップに合わせて、PSYCHIC FEVERがアクロバティックなダンスを繰り広げると、本編も残り僅かとなっていた。



他の曲にも言えることだが、特にラストナンバーに向けて用意されていた楽曲は、新生EXILEと、唯一のオリジナルメンバーとしてグループを牽引し続けたEXILE ATSUSHIとの深い絆を物語っていたと言えるだろう。「No Limit」「ALL NIGHT LONG」「Joy-ride ~歓喜のドライブ~」のメドレーは、全てEXILE ATSUSHIが作詞している。同じ舞台にはいなくとも、確かに浮かぶ大きな背中。彼が綴った歌詞の重み、愛情、EXILE魂を感じながらも、メンバー達は笑顔で歌い踊る。そして、EXILE LIVE TOUR 2018-2019“STAR OF WISH”にて披露されてはいるが、実はこれが初パフォーマンスとなる「Love of History」。2019年1月、令和という新たな時代への期待が高まっていた時期に、これまでの歴史への想いや大いなる愛を込めてEXILE ATSUSHIが作詞したアップチューンが、華やかにエンディングを飾った。両手で包み込むようなスケール感のあるダンスは、EXILE TETSUYAと世界が振付を担当。ゆったりと踊りながら、ボーカルもパフォーマーも1つになってその歌詞を口ずさんでいた。



転換中には、過去のライブで撮影された客席の映像が流れた。何万人もの観客が集い、アンコールを待ちわびる。メンバーが1人ずつ映し出される度に、どんどん大きくなっていく歓声ーー。身体を震わすような、あの大歓声。


だが、まさかここでこの曲が来るとは、一体誰が予想していただろうか......。2005年、ロックバンド・GLAYと、EXILEを勇退したオリジナルメンバー達がコラボした「SCREAM」が新アレンジで蘇ったのだ。予想外の選曲にSNSも賑わった。しかし、冒頭から豪快なギターソロを奏でるEXILE NESMITHが手にしているのは、彼が敬愛するGLAYのTAKUROから譲り受けたギター。EXILE TAKAHIROがHISASHIとACE OF SPADESでバンド活動をしていたり、ロックをルーツに持つEXILE SHOKICHIが「RED PHOENIX」を作曲していることを思えば、彼らが「SCREAM」を求めたのは必然だったと言えるだろう。全身黒のレザーファッションで、荒々しく踊るパフォーマー達。DJ ALANも楽曲に新たな彩りを添える。


TAKAHIRO「『LIVE×ONLINE』、楽しんでますか!?」この日初のMCタイムは、そんな呼びかけから始まった。突然「世界、頭から赤い汁が出てますけど、どうですか?」とおちゃめに質問するEXILE TAKAHIROに対して、染めたばかりの髪色が落ち、赤い汗となって滴っている世界は「最高です!」と叫ぶ。FANTASTICSの高速ダンスに慣れているタフな世界でも、約1時間半、ノンストップで駆け抜けるのはかなりハードだったようだ。


EXILE AKIRA「今年は『PERFECT YEAR』と題して、みんなでお祭りをお届けする予定だったんですけれども、エンタテインメントを思うようにお届けできませんでした。でも、そんな1年のエネルギーを今日、この場で全て出し切ろうとみんなで誓っていたので、そのエネルギーがみなさんに届いていると嬉しいです」

興奮気味にそう語ると、「1月28日、東京ドームを皮切りに『RISING SUN TO THE WORLD』ツアーをスタートいたします。“日本を元気に”というテーマで、EXILE TRIBE一丸となってお届けしていきますので、宜しくお願いします」と力強く宣言した。


定番のロールダンスから始まった「Choo Choo TRAIN」では、Zoomで繋いだファンや配信用のカメラに手を振りながら、笑顔を輝かせる14人。ラストは「Rising Sun」に復活の祈りを込める。また必ず陽が昇ると信じて、新生EXILEは大きな一歩を踏み出した。

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