宇都宮隆がソロプロジェクト「U_WAVE」を小室哲哉と語る

dwango.jp news / 2015年10月26日 21時0分

宇都宮隆のソロプロジェクトである「U_WAVE」。様々なアーティストとコラボをし、音楽だけでなく朗読、演劇、コントなどを合わせた総合エンタテイメント作品となっている。今回、10周年を迎え「Takashi Utsunomiya U_WAVE 10th Anniversary Tour 2015 -FIFTH ELEMENT-」としてツアー中。U_WAVE の過去と未来をTM NETWORKのリーダーである小室哲哉と振り返った。

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-今回ソロプロジェクト「U_WAVE」が10周年となります。まだ、U_WAVEを知らないユーザーへ宇都宮さんからご説明頂けますか?

宇都宮隆

ソロでは、オープニングからエンディングまでつながりがあるようなものをずっと好きでやって、それが10年ちょっと前くらいになにかオモシロイこと出来ないかな?っていうのがあって。で、シアトリカルというか、作り込んだモノでなおかつバンドメンバーでやりきっちゃうっていうのを、できないかなって思ったんです。一番最初のキッカケは森雪之丞さん。元々知り合いだったけど、実際にあんまりステージとか見に行ったことがなくて。ポエトリーリーディングのステージを見に行ったときに「あっ!これだ!」と思って。それがキッカケですね。で、そのポエトリーリーディングを見て、もし森雪之丞さんがバンドを作ったときに入ってもらったら、なにか見えるかなと思って、それにはどういうメンバーを集めようかな?と考え、野村義男くんとか土橋安騎夫くんとか、ドラムスの小林香織も元々知ってて、モデルもやってたって子だっていうのでもしかしたら何か動きとかもできるかな?とか。で、沙絵ちゃんって子は、元々ミュージカル出身とかいろいろやってる子なので、そういったところから「ああ、もしかしたらこのメンバーだったら、なにかオモシロイものを作れるかな?」っていうところですね。

-U_WAVEだと、いろいろな要素が混ざっていますが、それは最初からコンセプトとして考えていましたか?

宇都宮隆

ほぼ、最初から。多少ちょっとテーマが強くなったりとか弱くなったりとかはあったけど、基本は変わってないですね。毎年やっている訳じゃなかったんで。期間が空いている分余裕というか…「じゃあ、今度こんなものを発展していったらどうかな?」っていうのが1年間くらいなんとなくぼんやりとあって。ただ今回ちょっとキツかったのは、TM NETWORKが4月まであったので、僕の頭の中で全てが完成できなかった。なので一度「スペシャルU_WAVE」で、ピエロで使った福島(福島カツシゲ)ってヤツを、脚本と演出に迎えて、初めてそういう使い方をして助けてもらったって感じですかね。

-U_WAVEについては、あまり小室さんが語られることってなかったですよね?

宇都宮隆

メディア的にはないんじゃないかな。でも2回、見に来たかな?

-小室さん、見られたときどう思われました?

小室哲哉

古い言い方をすれば、UTSUが【座長】っていう感じでしたね。彼が動かないとみんなどうしたらいいのかな?って。「どこに行ったらいいのかな?」というのは、ステージが出来上がったものを見てもそういう感じはしました。元々UTSUは実際にお芝居も経験あるっていうのがあるし。ドラマも、ミュージカルもそうですけど。実際にあるってのは大きいと思うんだけど。それ以前に元々、ドラマというか、アニメも含めて?好きなんじゃないかな。

-小室さんにはU_WAVEの結成に関して相談はあったんですか?

小室哲哉

たぶん僕がアメリカに行ってる間に結成されたんじゃないかな?

-10年前くらいですもんね。

小室哲哉

だから経緯とかは知らないときだったと思うんだよね。僕がこっちにいるときだったら、聞いてたと思うんですけど。まだYouTubeが出来るはるか前に、こういうネーミングなので、それはちょっとビックリしましたね。

-カッコイイ、新しいなって思われたんですか?

小室哲哉

そうですね。その前のBOYO-BOZOとか。元々そういうのは、木根さんよりもUTSUの方が、作るのは好きなんじゃないかな?

-今回のU_WAVEの見どころを教えてください。

宇都宮隆

見所っていうと、まあずっとほぼ変わってないテーマがあって、それに対してメンバーがポエムだったり、ちょっと芝居じみたものだったりとか、コントだったり、寸劇みたいなものだったりとか。それと音楽が融合してる感じですね。

-小室さんから見ると、コントをする宇都宮さんはどう感じるんですか?

小室哲哉

ん~。違和感ないよね。別に(笑)。

宇都宮隆

ずっとヨッちゃん(野村義男)とは、ラジオとかトーク番組で実際に「U_WAVE 千夜一夜物語」をずっと1年間くらいやったんで、その流れでステージに持って来ちゃおうかなって思ってやってるんで、全然違和感なく。

-野村さんもオモシロイですもんね。

小室哲哉

もう百戦錬磨ですよね。慣れてるというかね。だから全然ビックリはしないよね。

-TM NETWORKとして、ボーカリスト・宇都宮隆を、小室さんはずっと見られてきたと思うんですけど、ソロプロジェクトの宇都宮さんはどう見ていますか?

小室哲哉

僕のソロの場合とはやっぱり違うと思いますね。ソロになればなるほど大変で、全部ひとりでかぶるしね。いろんなモノがのしかかってくると思うので。だからTM NETWORKが楽とは言いませんけど、でも、頭をフル回転させなきゃいけないっていう意味では、ソロの方が常に考えてなきゃいけないんじゃないかなと思います。

宇都宮隆

歌に関してはフル回転しないと無理だね。

小室哲哉

そうね。歌に関しては。TM NETWORKはJ-POPでも1~2位を争う面倒くさい難しい曲が多いので、そこはバランスを取りながら。

-TM NETWORKだと難しい曲だから、反動で自分のソロだとストレートな曲をやりたいとかありますか?

宇都宮隆

そうね~、別にジャンルにこだわりはなくて。その曲によって雰囲気って決まってくるんでね、ちょっとこれはロックンロール風にしようとかはありますね。でも、U_WAVEになると、土橋くんが一応バンマスという形でいるので、土橋くんの色になるんですね。元々僕の曲を持ってきたりしても、U_WAVEってバンドの中でやると、やっぱりU_WAVEの色が多少なり出るし。だからソロのときの方が、よりいろんなジャンルはやりたくなるっていうのはありますね。

-U_WAVEをニコニコ生放送で中継することが決定しました。

宇都宮隆

U_WAVEのライブはストーリー仕立てで、本編を通して一つのライブなので、本編全て無料で観られます。でも、その分、段取りが多くなったよ(笑)。ここぞという時に間違えないように、気を遣いますね。例えば歌ってるときとか曲中での失敗は別に人間なんであるんですけど、そうじゃない部分って、結構失敗が許されないような作り込みなんで。ちょっと緊張するかもしれない。

-ニコニコ生放送ではコメントも入るので、感想が見られますよね。

宇都宮隆

そうですね。ちょっと不思議ですね。

小室哲哉

それは、それだけで録っておかないと。生だからね。

-小室さんは「ニコ生」経験豊富なのですが、アドバイスありますか?

小室哲哉

まったく問題ないと思います(笑)。

-宇都宮さん、コメントの感想は後でやっぱり見てみたいですか?

宇都宮隆

せっかくなんで、見たいですよね。

-この公演を「ニコ生」でぜひ見ていただいて。U_WAVEの今後の活動に関わってくるかもしれないですね。

宇都宮隆

そうですね。「これは最悪」とか言われたら、その企画はもうやめるしかないですよね(笑)。「このコントはいらねー!」とか「この場面はいらない」とか。ピエロはいらないって言われたら、アイツはクビ(笑)。まあ、この放送を通して、こんなこともやってるのかっていうのを見ていただければ。

小室哲哉

そうだね。そこがすごくあるんじゃないですか?TM NETWORK以外のところで、全く違うのは、初めて見るって人もいるかもしれないしね。

-宇都宮隆のソロは知っていても、U_WAVEは初めてっていう方は多いかもしれないですよね。

宇都宮隆

そうですね。

-まだ、10月なんで、あと4公演(取材時)あるんですけど、小室さんからお言葉ありますか?

宇都宮隆

えっ?神のお告げみたいなヤツですか?(笑)。

小室哲哉

体調はどうなの?っていうくらいですかね。

宇都宮隆

体調はね…。結構、キツイよね。

小室哲哉

相変わらずまだやっぱりまだキツイの?

宇都宮隆

うーん。

小室哲哉

気をつけながらやってるとは思うけど、そこは。当然周りのスタッフを含め。周りのスタッフですよね。一番気を遣ってあげなきゃならないのは。特にね、そういう色々な出し物がある場合は、スタッフに緊張感がないとダメです。

宇都宮隆

その通りですね。ちょうど(11月7日公演まで)1か月空いちゃってるから、今ちょうどダレちゃってるからね(笑)。

-チェック項目も多そうですもんね。

宇都宮隆

本数が多くないんで、最初の方にビデオを撮ったものを見ながら、全部、照明からなにから、ちょっとずつ、ちょっとずつ、直してるんで。

-生放送も入るし、段取りも若干違ったりするんですね。

宇都宮隆

そうですね。

小室哲哉

中継って思ったような感じになかなかなってない場合が多いんでね。やたら歌ばっかり大きかったりとか。歌は聴かせなきゃイケナイっていうのはあるんで。基本、生放送では多いですよね。歌が聞こえないっていうのが、一番致命傷というのがあるので、音の重厚さとういうのがなくなっちゃう場合もあるんでね。当たり前ですけど、みんなノートブックやスマホで観るわけですから。テレビで観る人はいないのでね。「ギターちぃっちぇー」とか、そういうのはあると思う。収録なら後で出し直せたりするから、自分たちの届けたい音にはなると思いますけどね。特にそんな色んな出し物が入っていったりする場合はね、急に声がデカかったり、小さかったりするからね。その連携が上手くいくのが大事ですよね。

-スタッフも緊張感を持って、ですね?

宇都宮隆

そうですね。そこは緊張してもらわないと(笑)。伝わるものも、伝わらなくなっていくんですよ。そのテーマとかも。リーディングの音が小さかったら、わかんないだろうし。

-歌もリーディングもあるから、バランスって難しいですよね。

小室哲哉

ニコニコの人たちに、特に言っておきたいのはそこですね。楽曲の歌だけが大きくてもダメだよ、っていうところでしょうね。

-U_WAVEのスタッフだけじゃなく、ニコニコのスタッフも緊張感をもってやるように。

小室哲哉

そうですね。宇都宮くんのだけじゃなくて、みんなのバランスをしっかりしないとダメだと思う。絶対にそれは、緊張感は持ってやった方がいいと思います。

 

 

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