今田耕司、鈴木おさむがAVの世界に挑戦

dwango.jp news / 2014年8月10日 20時0分

今田耕司と鈴木おさむの舞台企画シリーズ第5弾「AVM」が、六本木・俳優座劇場で千秋楽を迎えた。

このシリーズは主演・今田耕司、作・演出・鈴木おさむで2008年から始まり、毎回ゲストを迎え、今田がガチで芝居をするという企画だ。今回のテーマは「AV」。アダルトビデオの世界で生きる人間たちの話で、鈴木おさむ自らがAV界の男優、女優、監督らに何度も取材を行い、フィクションの世界の中にノンフィクションのAV実話がてんこもりの脚本だ。

過去のシリーズのゲストも、千原ジュニア、小木博明(おぎやはぎ)、堀内健(ネプチューン)、宮川大輔など豪華なメンバーであったが、今回も大久保佳代子(オアシズ)、徳井義実(チュートリアル)といった人気芸人が、今田と共にAV男優・女優を演じている。かつては絶大な人気を誇ったが今では50歳になり引退を考えているAV男優を今田が、ブス選熟女AV女優を大久保が、人気も実力もNO.1のAV男優を徳井が演じている。そんな中、この3人に引けを取らずにAV監督として好演しているのが、お笑いからではなく俳優枠で出演している遠藤要だ。遠藤要といえば、「クローズZERO」や「ROOKIES」などの不良役がすぐに思い浮かぶ人も少なくないだろう。特技がキックボクシングということからも腕っぷしの強さが窺える。

今作で遠藤が演じる誠は、映画監督を目指しているうちにひょんなことからAV監督としてデビューし、斬新なアイデアでAVを撮り続けるうちに人気AV監督となる。そんな誠に撮影の企画内容を全く知らされず集められた男優、女優たち。誠によって控え室に隠しカメラが設置されているとも露知らず本音をさらけだす面々。クライマックスでは出演者全員が舞台上で涙を流し、序盤からは想像もつかない展開となる。それは悲しみの涙か、はたまた安堵の涙なのか。目も鼻も真っ赤にして子供のように泣きじゃくる遠藤からは、大人の俳優になったんだなという逞しさを感じた。

鈴木おさむがエロスと笑いを絶妙に結びつけ、客席には笑いが絶えない。ところが終盤になるにつれ、各登場人物のAV界で生きるからこその苦悩や葛藤が吐露され、それはAV界のみならず人間なら誰もがぶち当たる「幸福とは?」という難問に、観客も侵される。全公演完売で幕を閉じた今シリーズ。次回作も待ち遠しい。

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