究極のサービス? アマゾンの「注文前」配送

ニューズウィーク日本版 / 2014年2月6日 13時38分

 ネットで品物を注文しても、翌日までに届かないなら買うのをやめよう──電子商取引最大手のアマゾン・ドットコムは、そんなせっかちな顧客のニーズに応えようと、顧客が欲しい商品を注文より先に発送する「先取り配送」の特許を取得した。

 もし成功すれば、従来型店舗の「商品がその場で手に入る」という強みの1つは失われてしまうかもしれない。

 アマゾンは、利用者の過去の購入履歴や検索履歴、どの商品の上に長くマウスをポイントしていたか等の膨大な顧客情報を使って人気商品を特定する。例えば、多くの人が発売日に欲しがるベストセラー商品などが狙いめだ。

 もちろん、要らない商品を届けて返品されることも想定している。顧客と良い関係を築くためならそうした損失も覚悟の上だと、特許に関する書類に明記している。販促用にプレゼントすることや安売りすることも考えているという。

 サービスの開始時期は不明だが、昨年12月には無人機で利用者の自宅に直接商品を配送する実験をしたばかり。「先取り配送」がうまくいけば、究極のビジネスが完成する?

[2014.2. 4号掲載]
ライアン・ニール

ニューズウィーク日本版

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