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男の子を惨殺するテロ集団ボコ・ハラム

ニューズウィーク日本版 / 2014年3月14日 12時16分

 現地語で「西洋の教育は罪」を意味するイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」が、ナイジェリア北部ヨベ州の寄宿学校を襲撃したのは先月25日未明のこと。彼らは就寝中の10代の男子生徒らに襲い掛かり、59人を殺害。喉を切り裂く、生き埋めにする、生きたまま火を付けるなど暴虐の限りを尽くした。女子生徒には手を出さず、家に戻って結婚し、西洋式教育を捨てるよう命じたとされる。

 この惨劇はボコ・ハラムによる蛮行の一例にすぎない。キリスト教徒が多い南部とイスラム教徒が多い北部が対立するナイジェリアで全土にシャリーア(イスラム法)を導入することを目指す彼らは、09年から政府機関や西洋式の教育施設を狙ったテロ行為を繰り返している。

 ナイジェリアのジョナサン大統領は昨年5月、ボコ・ハラムの拠点である北東部の3州に非常事態宣言を発令し、大規模な掃討作戦に乗り出した。だが十分な成果は挙がっておらず、その後も1000人以上の犠牲者が出ている。

 先月は大規模な襲撃事件がほかに3件発生し、合わせて170人近くが犠牲になった。

[2014.3.11号掲載]
スネハ・シャンカル

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