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【動画】溺れる奇術師──脱出マジックに失敗し、観客の前で

ニューズウィーク日本版 / 2018年11月14日 16時30分

<溺れて苦しむさまを子供たちにも見せてしまった奇跡の生還劇>

水中から脱出するマジックを披露しようとしたスペインの奇術師が、拘束衣を脱ぐのに失敗して観客の目の前で溺死しかけた。

会場は、マドリード近郊のナバセラダにある広場。幼い子どもたちを含む大勢の観衆の前で、奇術師のペドロ・ボルタは拘束衣を着て水で満たしたタンクに入った。早速、拘束衣を脱ごうとしたボルタはそのうち苦しみはじめ、動かなくなる。そこで助手たちが異常に気づき、タンクに駆け寄ってボルタを自ら引き上げた。異変を察知した子供たちは泣き出した。

奇術師ボルタが水に入ってから救出されるまで YOUTUBE


スペインの「エル・ムンド」紙によれば、ボルタは救出されるまで約2分間、水中にいたという。

助手の対応は迅速だったが、ボルタはあやうく死にかけた。「4分間、心肺が止まり、文字どおり死んでいた」と、ボルタはスペインの「マルカ」紙に語った。助かったのは嬉しいが、見苦しい場面を見せてしまったことは観客に「謝罪したい」と、エル・ムンド紙には語っている。

「それでもマジックは素晴らしい芸術で、(危険を冒す)価値がある。マジシャンの使命は、どんなことも可能だという希望のメッセージを伝えることだ」



水の入った容器から脱出するトリックは、マジックショーでは昔からある。水に入る前に、鎖やロープや拘束衣で身体の自由を奪うのも定番だ。計画どおりなら、マジシャンは拘束を解き、水から出て喝采を浴びる。

1926年に死去した伝説の奇術師、ハリー・フーディーニも、脱出マジックを得意としていた。「失敗は溺死を意味する」というのがキャッチフレーズだった。

2018年には、イギリスの素人オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に脱出アーティストのマット・ジョンソンが登場。ギリギリの「水中脱出スタント」で観客たちを恐怖に陥れた。

(翻訳:ガリレオ)

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