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中国人を熱狂させる米国発コストコの初店舗

ニューズウィーク日本版 / 2019年9月5日 16時20分

<中国初のコストコ実店舗が上海にオープン。開店待ち行列に警察出動騒動、小売市場で結ばれる米中>

米中貿易摩擦が続くなか、米会員制小売り大手のコストコが8月27日、中国初の実店舗を上海にオープン。中国人客が殺到し、閉店時刻を待たずに店をクローズする騒ぎになった。

コストコは会員向けに、同社の公式アプリから閉店を告げるメッセージを配信した。「より良い買い物体験を提供するため、本日の営業は午後に打ち切ります。来ないでください」

上海店の会員料はオープン特別価格で28ドル(正規価格は約42ドル)と、アメリカの60ドルの約半額だ。そのせいか、初日は入店待ちの客だけでなく駐車場前にも3時間待ちの車列ができ、警察が出動する事態に発展した。

中国人が、アメリカから来た小売りチェーン店に殺到するのは今回が初めてではない。今年1月の人気ハンバーガー店シェイク・シャック上海店オープンには長蛇の列ができ、代理で列に並ぶ転売業者まで登場した。

これを見て環球時報編集長の胡錫進(フー・シーチン)は「米企業には中国市場が必要だ」とうそぶいた。アメリカが必要なのは中国も同じようだが。

<本誌2019年9月10日号掲載>

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※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。



ジャニン・ラッソー

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