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なぜイスラエルは攻撃を拡大させるのか?...「いつか予想された戦い」と、1年で深めた「独自思考」

ニューズウィーク日本版 / 2024年10月22日 17時25分

また、ハマス同様にヒズボラを殲滅させることはできない。これまでもハマスに対して「草刈り」が定期的に行われてきたが結局、「草」はいずれ伸びる。

「軍事力でイデオロギーを倒すことはできない。政治的な解決を示すしかない」とイスラエルの情報機関シンベトの元長官アミ・アヤロンが訴えるように、その証左こそが「10月7日」であった。

国際社会が再三の自制を求めるなかで、イスラエルはヒズボラとのエスカレーションに踏み切った。国境を越えレバノン南部で地上侵攻を進め、レバノンに駐留する国連レバノン暫定軍にすら攻撃を与えている。

しかし、国際社会からの強い非難の声はイスラエル国内には届かず、「もう誰もイスラエルを止められない」という諦めにも似た感覚すら広がっている。

イスラエルのリーダーたちがたびたび口にしてきた「自分たちは誰の助けがなくても、国を守る」という思想は、この1年間の戦争によってさらに増幅された。

その独自の思想を深めるイスラエルと今後、どのように向き合っていくのか。まさに今、イスラエルと国際社会の関係は大きな分水嶺にある。

ヒズボラの精鋭部隊「ラドワン部隊」を攻撃したとされる映像(レバノン南部)

The Israel Defense Force has released Footage showing the Destruction of several Tunnel Networks used by Hezbollah's Elite "Radwan Force" in Southern Lebanon, these Tunnels featured Living Quarters, Kitchens, Command Centers, and Armories while being large enough for a Scooter.... pic.twitter.com/1QTSpIM7y3— OSINTdefender (@sentdefender) October 19, 2024

 

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