「斜めに入っていく」のがコツ...なぜ、富川悠太は相手の心を開かせる? 報ステ、トヨタで培った関係構築力
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月30日 15時32分
flier編集部
<テレビ朝日「報道ステーション」から「トヨタイムズニュース」へ。富川悠太さんが『報道、トヨタで学んだ伝えるために大切なこと』で著した「伝える力」>
テレビ朝日の報道番組『報道ステーション』のフィールドリポーターとして12年ほど各地を取材し、古舘伊知郎さんの後任としてメインキャスターを務めてきた富川悠太さん。テレビ朝日を2022年3月に退社し、現在はトヨタ自動車の専属ジャーナリストを務めています。撮影スタッフからは「上がり込みの達人」と呼ばれているほど、取材で出会った方々の心を開かせる技術には定評があります。
そんな富川さんが培ってきた「伝える力」の本質とは? 初の著書『報道、トヨタで学んだ伝えるために大切なこと』(PHP研究所)に込めた想いとともにお聞きします。
(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)
「報道の質が落ちているのではないか」
──富川さんが初の著書『報道、トヨタで学んだ伝えるために大切なこと』を執筆された背景は何でしたか。
「伝える力」の向上に役立つお話を多くの方に届けられたらと思ったためです。実はこれまで複数の出版社さんから、本を書かないかという依頼をいただいていたものの、断っていたのです。2022年3月、長くお世話になったテレビ朝日を退社しましたが、何も決まっておらず、まずはトヨタのこと、豊田章男さんのことを学ぶことに集中しました。現在はトヨタのオウンドメディア「トヨタイムズニュース」の企画・プロデュースをし、キャスターを担当していますが、転職当時は軌道に乗るのはこれからという段階。自分自身が何かを発信するのは、もっと地に足がついてからと思っていたんです。
『報道、トヨタで学んだ伝えるために大切なこと』
著者:富川悠太
出版社:PHP研究所
要約を読む
その後、「伝える力」について届けていこうと背中を押されるきっかけが2つありました。1つめは、後輩や他局のアナウンサーから、「伝える力」について話を聞かせてほしいといわれる機会が多かったこと。できるだけ時間をとって話してきましたが、限りがありました。
2つめのきっかけは、2024年の元旦に起きた能登半島地震です。現場に行って状況を伝えたいという思いが湧きあがる一方で、いま僕が行っても邪魔になってしまう。そう考えながら被災地の報道をテレビで観ていると、おこがましいかもしれないのですが、報道の質(伝える力)が落ちているように思えてしまった。「もっとリアルな状況を伝えられるはずなのに......」と強く感じたんです。
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